はい。「自分(岸谷五朗さん)が描いているコルリよりも、さらにコルリらしくなってほしい」っていう意味で、五朗さんに言ってもらった言葉なんです。

――コルリを演じる上で、難しいところはどんなところですか?

私のことを知ってる人は、「いつも元気」と思ってくれてる人が多いんですが、実はそうじゃなくて、私、スゴくネクラなんです(笑) といっても、明るいのは作ってる明るさではなくて、本当に明るいんですけど。

ふとした時に急にしゃべらなくなっちゃったりとかもあって、多分、心に暗いところがあるんです。でも、コルリはそういうところがない役柄でもあるんです。

あと、天真爛漫、元気、皆を引っ張って行く、ボーイッシュな、普段の自分に似ている役こそ、演じるのが難しいんだな、って感じました。自分に近いだけに、最初は役に入り込みやすいかな、と思ってたんですが、近ければ近いほど、すべて宮澤佐江になっちゃうんです。

――自分に近ければ近いほど難しい……。とても深い言葉ですね。

五朗さんが、「今の台詞の間(ま)だと、宮澤佐江の間なんだよね。コルリは多分、もっとテンポが早くて、頭の回転も早いから、台詞の間も、言い回しももっと早いと思うんだ」教えてくださったんです。確かにそうだ、と思いました。

例えばお芝居中で、人の言った台詞を聞いて「なるほど!」と感じるシーンでは、

「今のは、宮澤佐江ちゃんが他の人の台詞を聞いて『なるほど』と言ってると思うんだ。でも僕が書いてるコルリは、誰かが説明してる最中に、この後こう言うんだろうな、って出てくる『なるほど』なんだよね」って。

そう五朗さんが言って下さって、それに「なるほど!!!!」と思ったんです。

ちょうど12月の中旬ぐらいに、ご飯をご一緒させていただいた時に、こういうお話をさせていただいて。「なるほど!!!  ハーーーー!! ()゚ロ゚」」オオオオオッッッ ヤバい! 残り3週間だ!」って、いちから私の中のコルリを作り直しました。

台詞の言い回しも全部変えてみて、ようやく、ほめていただけた日は、もう、忘れられない記念日です。本当にうれしかったーーー!!!!( ; ; )ウレシナキ

――佐江ちゃんのコルリ、本当に楽しみです。

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