DJタイムはライブのような盛り上がり!

――これまでの「V系コン」の雰囲気はどんな感じなのでしょうか?

加藤:第1回の頃は、手探りというか純粋に一般的な「街コン」の延長線上でした。2回目からは浅井博章さんを迎えて、DJをしていただいて。すごく盛り上がっています。

DJタイム前も、通常の街コン部分に関しても、ヴィジュアル系好きしかわからないクイズもご用意させていただいたり。これも浅井さんのご協力のもとにやらせていただいています。すごく難しいんですよ(笑)。

――DJタイムはどんな雰囲気ですか? 曲を聴いて暴れるバンギャルさんたちを見て、男性客はどんな反応なんでしょうか。

加藤:DJなので、色んなアーティストが流れるじゃないですか。アーティストが変わるごとに、入れ替わったりと頻繁に行われていて、その中でも段々男性のお客様も前に来るようになって。最後にはみんなでぐっちゃぐちゃになるという。

――参加者の世代は?

加藤:まちまちではあるんですけど、若い方は20歳の方がいましたし、30代の方もいました。全体の平均的には26,7歳くらいですかね。

――参加者はどういったファッションで参加されるのでしょうか?

加藤:中には髪の毛の色が明るめの方もいるんですけど、普通の合コンのようなフェミニンなファッションの方も多いです。

――では、カップルが成立したとか、友達が増えたとかの報告はありますか?

加藤:あるんですよ。男性の参加者から「同じ趣味の女性と無事にお付き合いすることができました」とメールを頂いたり。

――カップルが成立するということもある。と。

加藤:ありますね。

――かと言って、参加者全員がガツガツしてるわけでもない雰囲気ということでしょうか。

加藤:会場内を見た感じなんですけど、ただ純粋に同じ趣味の話をした結果、お付き合いするという方がいらっしゃったと思うんですけど。

本当に皆さん仲がよろしいですね。それぞれいろんなバンドのことを知ってらっしゃるので、「そのバンドっていいんだ~」とか、新しい発見があったりとか。

僕も当日参加者の方とお話させていただいたんですけど、そのときもすごく教えてくださるんですね。BGMを流してるんですけど「この曲は誰の曲ですか?」と聞くと、丁寧にひとつずつ教えてくださって。

――好きなバンドのことを教えてもらったり、逆に教えることでコミュニケーションが発生することもありますもんね。

加藤:第一声は「どんなバンドが好きなの?」でいいんですよね。
初対面の方とあまりお話するのが得意じゃない方も、サクッと「初めまして、どんなバンドが好きなんですか?」と、会話がどんどん進んでいっちゃうんで、すごくそれは運営してても、見ていても、凄くまとまったイベントになっているなと自覚はしています。