親業にも定年(期限)があると考えることのメリット

おそらく多くのママ達は、結婚前になんらかの仕事をしていたのではないでしょうか?

仕事には期限がありますね。

たとえば、昼休みや終業時間。こういう時間的な制約があると、「それまでにやってしまおう」と頑張れたりします。

また、いろいろなプロジェクトにも期限があります。その期限の中でやり遂げてこそ達成感や満足感が感じられるのではないでしょうか?

もし、親業にも定年があるとしたら?

・乳幼児期の辛い世話も終わりがあると考えられる

実際乳幼児期はアッという間というのが多くの親たちの感想。

・思春期の反抗も、いずれ終わると考えられる

反抗も子どもの成長と捉えることができ、子どもを冷静に見守ることができる。

・終わりを迎える日があるなら、親としての精一杯頑張ろうと考える余裕が生まれる

それまでに思いきり愛情を注ぎ、子どものためにやれることは一生懸命やっておこうと思える。

・子どもに依存する親ではいられなくなる

みんなが親業は18年という考え方を持つようになれば、いつまでも子どもを支配したり

子どもに依存したりという毒親が減る。

・先が見えていると、親のストレスも減り、虐待や育児放棄が減る

特に若い親や自分のやりたいことを出産のために諦めたような親にとって、育児を18年で終えれば、自分のやりたいことができるのだと考えることは、自分の人生を生きる励みになる。

・子どもにも自立心や責任感が生まれる

子どもにも親が面倒を見るのは18歳までと伝えることによって、子ども自身も自分の人生を真剣に考えるようになり、有意義に生きることができるようになる。

まとめ

まだまだ子育てに親の犠牲を強いるような風潮は強いですね。

でも親が幸せでなければ、子どもも幸せを感じることはできません。

親がもっと前向きに子育てに取り組めるような社会になれば、親の人生のみならず、子どもの人生にも良い影響を与えると思います。

親業18年定年制のススメ、皆さんは、どう思われますか?

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」