仲間由紀恵

『トリック劇場版 ラストステージ』に出演する仲間由紀恵と阿部寛が10日、都内で行われたオールナイト上映会「オールナイTRICK」の最後を飾り、堤幸彦監督とともに舞台あいさつに立った。

その他、「オールナイTRICK」の写真

自称・天才美人マジシャン山田奈緒子(仲間)と自称・天才物理学者の上田次郎(阿部)という凸凹コンビが怪現象のトリックを暴くコメディ・ミステリー。2000年放送開始の深夜枠からドラマ、映画にスピンオフなど、14年間にわたりシリーズを重ねてきた人気作品が、劇場版第4弾にあたる『トリック劇場版 ラストステージ』で幕を閉じる。

前夜から朝にかけて、同作と人気投票で選ばれた上位3本のドラマエピソードを徹夜で鑑賞した熱心なファンに対し、主演の仲間は「今日は長い時間、ありがとうございます。こうして皆さんが愛してくださったおかげで、シリーズを続けることができました」と感謝の意。阿部も「昨日の夜からですか…。どこかでお眠りになったとは思いますが(笑)。『トリック』は僕の歴史でもある。これで(シリーズは)終わりますが、ぜひ何度でも観に来ていただければ」とアピールした。

また、堤監督は「やっぱり終わるのはさみしいですよ」と話し、「ご支援いただいたファンの皆さんにも同じくさみしくなってもらおうと、切ないエンディングになった」としみじみ説明。仲間演じる奈緒子は貧乳という設定になっており、この日も「仲間さんは、いまや国民的貧乳」と笑いを取ることを忘れなかった。

シリーズ最後を飾る本作では、初の海外ロケをマレーシアで行い、「おしゃれっぽいリゾート地に行けるのかと、奈緒子と同じくらいワクワクしていましたが、実際はワニがいる川だったり、コウモリがいる洞窟だったり(笑)」と仲間。一方、阿部は「初日から大雨でしたよね。そういえば、テレビシリーズからずっと撮影初日は雨だったような…」と堤監督の“雨男ぶり”に苦笑いを浮かべていた。

『トリック劇場版 ラストステージ』
1月11日(土)全国公開

取材・文・写真:内田 涼