つう:佐藤しのぶ(ソプラノ) つう:佐藤しのぶ(ソプラノ)

1952年の初演以来、国内外で800回以上も上演されてきた和製オペラの金字塔『夕鶴』が、各界の第一人者たちが揃った“ドリームチーム”ともいえるスタッフ・キャストの手で新演出。1月から4月まで全国ツアーが開催される。

オペラ「夕鶴」〈新演出〉の公演情報

木下順二の戯曲を台本に團伊玖磨が作曲したオペラ『夕鶴』は、鶴の恩返しをもとにした、美しくも儚い物語。この傑作に今回新たな命を吹き込むべく集まったのは、各界を代表する豪華スタッフたちだ。演出は、三代目市川猿之助(現猿翁)演出のオペラ「影のない女」(1992年)で演出助手を務めた経験もある市川右近。美術は、国際的に活躍する日本画の巨匠・千住博。衣装は、世界的ファッションデザイナーの森英恵。照明は、舞台照明の第一人者である成瀬一裕。日本の芸術シーンを牽引する賢人たちが総力を結集して、従来の民話劇から脱却した、世界に通用する“日本の美”を描く。

そして主役のつうを演じるのは、今年デビュー40周年を迎える日本が誇るソプラノ、佐藤しのぶだ。生前の團伊玖磨と親交深く、歌曲をはじめ多くの作品を歌ってきた彼女。生前の氏から「ぜひ歌いなさい」と託された思いを胸に、ついに今回満を持して同役に臨む。その他の歌手陣も、与ひょう役・倉石真(テノール)、惣ど役・高橋啓三(バス)、運ず役・原田圭(バリトン)と実力派が揃う。そして指揮は、オペラ指揮で高い評価を受け、團伊玖磨のアシスタントを務めたこともある現田茂夫と磐石の布陣だ。

日本が誇るドリームチームが新たに描くオペラ『夕鶴』は、1月18日(土)の東京文化会館公演を皮切りに、4月中旬まで全国各地で開催。チケットは発売中。

◆オペラ「夕鶴」〈新演出〉 2014年1月~4月
原作・脚本:木下順二
音楽:團 伊玖磨

<STAFF&CAST>
演出:市川右近
美術:千住 博
照明:成瀬一裕
衣裳:森 英恵
指揮:現田茂夫

つう:佐藤しのぶ(ソプラノ)
与ひょう:倉石 真(テノール)
運ず:原田 圭(バリトン)
惣ど:高橋啓三(バス・バリトン)

<SCHEDULE>
1/18(土) 東京文化会館 大ホール(東京都)
2/1(土) よこすか芸術劇場(神奈川県)
2/8(土) シンフォニア岩国 コンサートホール(山口県)
2/16(日) 熊谷文化創造館(さくらめいと)太陽のホール(埼玉県)
3/14(金) アクトシティ浜松 大ホール(静岡県)
3/29(土) オーチャードホール(東京都)
4/8(火) アクロス福岡 福岡シンフォニーホール(福岡県)
4/12(土) フェスティバルホール(大阪府)