子どもの習い事が続いている理由は?

株式会社イオレが2017年4月に行った調査によれば、0~12歳の子どもで一番続いている習い事のトップ3は、「サッカー(20.8%)」「水泳(19.4%)」「ピアノ(10.6%)」となっていました。

また、その習い事が続いている理由として「好きなこと・得意なことにつながっているから(52.5%)」がトップ、次いで「体力づくりや運動能力の向上になるから(45.5%)」、「子どもの希望で始めたから(42.3%)」が多い結果でした。

習い事をやめた理由は、「子ども本人の意思(33.3%)」、「他の習い事を始めるため(32.8%)」、「子どものやる気がみられなくなったため(14.1%)」がトップ3となっており、やる気がみられずやめさせたというのは比較的少ないようです。

子どもが習い事に対してやる気がみられなくなったら……?

子どもが習い事に対してやる気を見せなくなったら心配になりますよね。そんなときは、家庭教育アドバイザーの柳川由紀さんによると、3ステップで対応するのがいいのだそうです。

1.子どもに理由を聞く

柳川由紀さん(以下、柳川)「子どもの行動には必ず理由があります。ですから、まずは子どもに理由を聞き、主張に耳を傾けましょう。

例えば、お友達とトラブルになっている、先生と合わないなど環境が理由で楽しめない場合もあります。あるいは、そもそもこの習い事にそれほど興味がなかったのかも知れません。様子を見ているうちにどんどん時間が経ってしまう可能性もありますので、とにかく子どもの気持ちを優先しましょう」

2.親子で楽しむ

柳川「やる気が持てない理由を改善するために、友だちとクラスを変更してもらう、先生を交代してもらう、スケジュールを調整するなど相談、検討し、対処することは必要ですが、それに加えて親子で楽しむことも重要です。

楽器や学習系の習い事は、練習や宿題が欠かせません。やる気が失せて、子どもが練習や宿題をしないと言って叱ると、そこには楽しみもワクワクもありません。『何で練習しないの?』ではなく『一緒にやろう』と言って子どもの宿題や練習を同じようにやってみることです。意外と楽しいものですよ」

3.無理強いしない

柳川「親が一緒に楽しんでも、子どもの気持ちに共感して励ましても、子どもが習い事に興味がなくなってしまったのならば、スパッと辞めることをおすすめします」

子どもの習い事、本当に合ってる?見極めポイント3つ

子どもは、親に対して習い事を楽しんでいる振りをすることもあるかもしれません。

今通っている習い事が我が子に合っているかどうかの見極めポイントとして、柳川さんは次の3つを挙げます。

1.本当に楽しんでいるか

柳川「その習い事が子どもに合っているかどうかを見極める一つ目のポイントは、本当に楽しんでいるかです。

子どもは親の期待に応えようと無理をしがちですから、そこに誘導していないかを振り返り、他人と比較して過度の期待をしたり、親同士の競争になったりしていないかを確認しましょう」

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