プロと学生がコラボレーションして創り上げる『ユメハネフェス』が、4月30日(月・祝)、大阪・服部緑地野外音楽堂で開催される。

「ユメハネフェス2018」チケット情報

2014年に初開催され、今年で5回目となるユメハネフェスを主催するのは、太鼓や篠笛などの邦楽器とピアノ、ドラム、ベースで編成されるバンド・kogakusyu翔。同イベントを立ち上げたきっかけは「中学校や高校へ演奏しに行く中で、学生たちが夢を持つきっかけになるイベントができないか、と考えたことからスタートしました」と、リーダーの吉村靖弘。

音楽のコラボレーションはもちろん、書道パフォーマンス、お笑いライブ、アート、写真など、さまざまな分野のプロと学生がセッション。kogakusyu翔は久米田高校和太鼓部と、シンガーソングライターのミトカツユキは近畿大学附属高等学校E.S.S.S(英語同好会)と組んで演奏し、ライブ写真もプロカメラマンチームPhotoApeの指導を受けた四条畷高校写真部が撮影。“リアルタイム写真展”として、撮った写真を展示・販売する企画も行われる。「自分たちも夢を追いかけている途中。プロと学生が一緒にやることで、どんなことを意識しながら仕事しているのか、間近で見て、感じてもらいたい。“自分たちもこんな風になりたい”と思ってもらえるようなカッコいい背中を見せられるように頑張りたいと思っています」(吉村)。

また、4月1日にはプレイベントの「ユメハタPROJECT」が、心斎橋・御津公園(アメリカ村三角公園)にて行われ、大きな白いキャンバスが若者たちの夢で埋め尽くされた。完成したユメハタは、ユメハネフェス開催当日、会場に掲げられる。同イベントは、「同世代の子たちが頑張っている姿を見て、刺激を受けてもらいたい」と、学生証を提示すれば、すべての学生は無料で観覧できる。

吉村自身の夢は「1年でも多く、お客さんの笑顔を見続けること」。夢を追う者同士、アーティストと学生が本気でぶつかり合うその姿に、世代問わず心動かされるものがあるはずだ。

チケットは発売中。

取材・文:黒石悦子