前列左から、串田和美、石丸幹二、松たか子、松尾スズキ、秋山菜津子、りょう。後列左から、大東駿介、鈴木蘭々 前列左から、串田和美、石丸幹二、松たか子、松尾スズキ、秋山菜津子、りょう。後列左から、大東駿介、鈴木蘭々

2月8日(土)より東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演される『もっと泣いてよフラッパー』の製作発表&ミニライブが1月16日、都内で行われ、松たか子、松尾スズキ、秋山菜津子、りょう、大東俊介、鈴木蘭々、石丸幹二らキャスト陣と、作・演出の串田和美が会見に顔を揃えた。

『もっと泣いてよフラッパー』チケット情報

作品は同劇場の初代芸術監督である串田和美が1977年、主宰するオンシアター自由劇場に書下ろしたオリジナル戯曲で、同劇団が初めて本格的に取り組んだ音楽劇。あの『上海バンスキング』と並ぶ自由劇場の代表作だ。シアターコクーンでも3演を重ねた人気作で、1992年を最後に再演は途絶えていたが、今回22年ぶりに上演が実現した。1920年代、空想の街シカゴを舞台に、クラブの踊り子ジルを中心にフラッパー、ギャング、皇太子、八百長ボクサーらが恋物語を繰り広げる。

踊り子、トランク・ジルを演じる松たか子は中学生の時に本作を見たことを明かし、「役者さんが演奏していることにも驚いたが、『これはお芝居だよ。作り物の世界なんだよ』とはっきり言われてしまう舞台には、出会ったことがなかったので驚いた。自分はもともとこういう世界が好きだと教えてくれた舞台で、そこにいる時間が特別で夢のような世界なんだっていうことをよく記憶しています」と振り返る。同じく踊り子役、青い煙のキリーを演じるりょうは「産休明けで2年ぶりぐらいの復帰作になりますが、どうしても串田和美さんの舞台に立ちたいと思いまして、今回参加させていただきました。必死で本番まで頑張りたい」と意気込んだ。黒手組の首領アスピリン役の松尾スズキは「串田さんがずっとやってらした役でもあり緊張感もある。僕は歌も踊りもできませんので、とりあえず逆上がりからでも、と思っております」と笑わせていた。

公演は2月8日(土)から3月2日(日)まで東京・シアターコクーン、3月7日(金)から9日(日)まで長野・まつもと市民芸術館 主ホール、3月14日(金)から16日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて。チケット発売中。

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