『ゲノムハザード…』会見の模様

俳優の西島秀俊が20日、都内で行われた主演作『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』の“公開まで5日間のカウントダウン!記者会見”に、共演する真木よう子、伊武雅刀、キム・ソンス監督とともに出席した。記憶が“上書き”された主人公の奮闘を描いた日韓合作のサスペンスアクション。西島は「記憶が上書きされるなら、タモリさん(の記憶)がいい。素敵なだけでなく、底知れぬ方」と笑顔で語った。

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本作は、第15回サントリー・ミステリー大賞読者賞を受賞した司城志朗の小説『ゲノムハザード』を映画化。自宅で妻が死んでいるのを発見した主人公・石神(西島)が、自分の妻を装う女や、敵か味方かわからない女記者の協力を得ながら、“記憶の上書き”の真相にたどりつこうとする5日間を描く。

本作でほぼスタント無しのアクションに挑んだ西島は「自分で演じないと、お客様にドキドキしてもらえないですから。無理なお願いもしたが、結果的にすごいカットが撮れました」と自信満々。さらに「よく列車の上に乗って、トンネルをよけながら戦うシーンがあるじゃないですか。あれ、やりたいんですよね!」と今後チャレンジしたいアクションシーンを語った。

一方、ソンス監督も「西島さんに『ミッション:インポッシブル』のトム・クルーズみたいなアクションに挑戦してもらいたい。興味ある製作会社さんがあれば、ぜひ連絡ください」と“アクション俳優”西島の魅力にほれ込んだ様子だった。

主人公を翻ろうする“妻”に扮した真木は「入り組んだストーリーで、最初は脚本を読んでも何が何だか…」と苦笑しつつも、「私にとって日韓合作は挑戦であり、新鮮だった。それにソンス監督が、役者の気持ちを大切にしてくれる方で、演技に集中しやすい環境を作ってくれた」と感謝の意。遺伝子学の権威を演じた伊武は「面白い感性の現場でした。記憶を無くしたら? 私は日常的に記憶がなくなりがちなので、一生懸命にセリフを覚えた。もう限界かもしれない」と笑いを誘っていた。

『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』
1月24日(金) TOHOシネマズ六本木ほか全国ロードショー

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