(左奥から)岩城滉一、大杉漣、三池崇史監督、(左手前から)堤真一、山田孝之

俳優の生田斗真が20日、都内で行われた主演作『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』の完成披露試写会に出席。劇中には全裸の生田をボンネットに縛りつけた車が、洗車機に突っ込むシーンがあり「とんでもない仕打ち(笑)。また、やりたい? いや、もういいです」と過酷な体当たり演技を振り返った。

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高橋のぼるの同名人気コミックを、三池崇史監督、宮藤官九郎脚本という強力な布陣で実写映画化。ある暴力組織を壊滅させるため、潜入捜査官“モグラ”になるよう命じられた警官の奮闘を描く。昨年11月、イタリアのローマで開催された第8回ローマ国際映画祭のコンペディション部門に出品された。

生田は劇中に流れるオリジナル曲「土竜音頭」で貴重な歌声も披露しており、「現場で三池監督との雑談から生まれた。レコーディングではサブちゃん(北島三郎)の若い頃のイメージでと指示されて(笑)」と無茶ブリを告白。それでも「気楽に観て、気持ちよく帰ってもらえるエンターテインメント作品になった」と誇らしげにアピールしていた。

完成披露試写会には生田をはじめ、三池監督、共演する堤真一、仲里依紗、山田孝之、上地雄輔、吹越満、皆川猿時、大杉漣、岩城滉一が出席。クレイジーパピヨンの異名をもつ暴力団の若頭を演じた堤は「パピヨンでーーす!」と、役柄そのままのテンションで会場を沸かせた。また、セクシーな婦警役の仲は、昨年10月の第1子出産以来、初めて公の場に登場し「自撮りでアイドルのような写真を撮って、すごくむずがゆい感じで恥ずかしい」と話していた。

『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』
2月15日(土)全国東宝系公開

取材・文・写真:内田 涼