(左から)浜口親子(父のアニマル浜口、母の初枝さん、娘の京子)、松居一代、IMALU

山田洋次監督の最新作『小さいおうち』の公開を記念して21日、都内で“家族の秘密”試写会と題したイベントが行われ、浜口親子(父のアニマル浜口、娘の京子、母の初枝さん)、タレントの松居一代とIMALUが出席。家族の秘密にまつわるエピソードを披露した。

その他の画像

中島京子氏の直木賞受賞小説を原作に、昭和初期、東京郊外に建つ赤い三角屋根の“小さいおうち”に暮らす若奥様・時子の秘められた恋愛模様が、女中のタキの視点から描かれる本作。主人公・時子を『隠し剣 鬼の爪』以来9年ぶりに山田監督作品に出演した松たか子が、女中のタキを黒木華が演じている。

アニマル浜口は「階段を駆け上がる松さんのくるぶしと内ももがセクシーなんですよ。興奮させるんですよ」と熱弁し、京子と初枝さんは呆れ顔。そのふたりは「恋愛に関しては、父には秘密で、母にだけ相談します」(京子)、「いつまでもレスリングなんかやっていたら、幸せになれない」(初枝)と秘めたる思いを明かし、アニマル浜口を驚かせていた。

俳優の船越英一郎を夫に持つ松居は、「近年観た映画、ドラマの中で一番素晴らしい作品。女性の中に潜んでいる心理を艶っぽく描いていて、私も映画を観たことを船越に内緒にしたい」と太鼓判。夫婦間の秘密は「そりゃ、ありますよ」といい、この日身につけたネックレスが、有名ブランドの高級ジュエリーであることを「夫には内緒にしている」と話していた。

また、芸能一家に育ったIMALUは「家族の秘密は、ネットニュースで知ることが多くて(笑)。逆に(報道に)出る前に、家族に言っておかないといけない」と特異な環境についてコメント。昨年、父の明石家さんまが写真週刊誌に、若い女性との写真を撮られた件について「『あれはハニートラップや!』って言っていましたけど…」と苦笑いを浮かべていた。

『小さいおうち』
1月25日(土)全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼