電波少女 電波少女

電波少女が1月11日、東京・Shibuya Milkywayでイベント「電波少女presents "BIOS HAZARD"Vol.1」を開催した。

同イベントは電波少女が企画したもので、電波少女が「影響を受けた・カッコいいと思うアーティスト」をゲストに迎え開催。記念すべき第1回である今回は、抹、NIHA-Cが出演した。

今勢いのある電波少女のイベントとあって、この日のチケットはソールドアウト。開演前から場内は大勢の観衆が詰めかけDJの流す曲に思い思いに体を揺らしていた。時間となり、まず最初にNIHA-Cが登場。「1番上手いラップ聴きたいだろ!?」という呼びかけで会場の熱気をのっけから独り占めする。『HybridMonster』『2reasons』など勢いのあるラップソングで観衆の心を鷲づかみに。ステージ上の立ち振る舞いは、初めて彼を見たものでも心を奪われるような華があり、電波少女がイベント出演に指名したのも頷ける。MCではヒップホップへの熱い想いも口にしたNIHA-C。最後はその想いを象徴するような『夢』というナンバーでステージを後にした。

続いて出演したのは抹、自身の汗の量をネタにするなど、親しみやすさを感じさせながら、ラップの実力は先ほどのNIHA-Cと甲乙つけがたいスキルの高さを見せつける。途中「今日出演している人たちにひとつだけ負けないものがあります、それはフリースタイルです!」とMCで宣言すると、実際に会場からフリースタイルのテーマを募り、それをもとにフリースタイルラップを披露。その宣言どおりの鮮やかなフリースタイルに、会場は大きな盛り上がりを見せていた。中盤にはゲストとしてらっぷびとが出演。『夜行性ニワトリ行進曲ラップ』『What's Going On』などの楽曲を披露。また、終盤のMCでは彼もまたヒップホップへの想いを吐露。この日のライブに出演しているメンバーのヒップホップへの熱い想いが良くわかる瞬間だった。

そして最後はこのイベントを企画した電波少女が出演。初の主催イべントに序盤は緊張の色が見えていたが、会場の熱気と、大舞台でも大胆不敵さを滲ませるハシシとnicecream、いつも通りリュックを背負って登場した花子の熱さの溢れるスタイルにより会場内はすぐに電波少女色に。『ヘビロテ』『Munchii Bear Cookiis』のキラーチューンのほかにも、『涼宮ハルヒの憂鬱』古泉一樹のキャラクターソングである 『まっがーれ↓スペクタクル』を振りつきで何故か披露するなど、電波少女なりの笑いを含んだ様々な魅力が伝わってくる選曲に、会場はこの日1番の盛り上がりを見せた。そのほかにもできたばかりという新曲や、ノスタルジックな気持ちに浸れる名曲『ワンダーホエール』を披露するなど、自身のラップを力いっぱい伝えていた。

記念すべき第1回が大成功に終わった同イベント。第2回は2月22日(土)に同じく東京・Shibuya Milkywayでimaginion、Jinmenusagiを迎えて行われる。チケットは発売中!