鬼才アルモドバル監督、最新作の“貴重映像”公開

2014.1.22 10:38配信
『アイム・ソー・エキサイテッド!』撮影風景 (C)EL DESEO D.A.S.L.U M-39978-2012

鬼才ペドロ・アルモドバル監督が久々に手がけたコメディ映画『アイム・ソー・エキサイテッド!』のメイキング映像が公開された。監督が初期作のような笑いと毒に満ちた強烈なコメディを手がけるとあって、アントニオ・バンデラスやペネロペ・クルスらアルモドバル作品の常連キャストも顔を揃えている。

メイキング映像

本作は、旅客機内を舞台に、エキセントリックな乗務員・乗客たちが織りなすかけひきをユーモラスに描いた作品。『キカ』や『神経衰弱ぎりぎりの女たち』が大好きなファンには懐かしさが、『オール・アバウト・マイ・マザー』や『トーク・トゥ・ハー』を愛する観客には新鮮な驚きがある作品だ。

「私自身も、その時代に戻りたかったのかもしれない」というアルモドバル監督は、初期作を思わせるテイストを織り交ぜながらも「ノスタルジーを描いたものではない」と言い切る。「最初に5ページくらいのものを書き連ねていて、それは脚本にする以前に楽しんで書いていたに過ぎなかった。これが『アイム・ソー・エキサイテッド!』の原型になって、アイディアが膨らんで行った。自分自身でも気づかないうちに、あの自由だった時代へのノスタルジーがあったんだと思う。そして、スペインが現在置かれている状況について思いを馳せた。80年代にはある種の自由があり、それ以来スペイン国民はその自由を味わっていないような気がした。それがノスタルジーの元だったんだと思う」。

80年代の自由さを導入することで、スペインの“現在”を描き出す。そんな本作のために新旧アルモドバル映画のキャストが一挙に集まった。バンデラスは監督の初期作や前作『わたしが、生きる肌』に出演しており、クルスは近年のアルモドバル映画では欠かすことのできない女優だ。本作ではそんなふたりがアッと驚く役どころで出演し、観客をニヤリとさせる。メイキング映像では彼らが打ち合わせを重ねてシーンを作り上げていく場面が収録されており、監督と俳優たちの確かな信頼関係を垣間見ることができる。

『アイム・ソー・エキサイテッド!』
1月25日(土)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開

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