水沢アリー、“NONSTYLE”の石田明と井上裕介

全米で批評家から酷評されながら、口コミで大ヒットを記録したコメディ映画『なんちゃって家族』の公開を記念し、22日、都内で“なんちゃって ジャパンプレミア”と銘打ったPRイベントが開催された。

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会場には昨年12月、サンドラ・ブロックが出席し開催された『ゼロ・グラビティ』ジャパンプレミアで使用されたレッドカーペット(約1.5メートル)が敷かれ、タイトル通りの“なんちゃって”な雰囲気を演出。お笑いコンビ“NONSTYLE”の石田明と井上裕介、“なんちゃってローラ”の異名を持つタレントの水沢アリーが、高さわずか10センチの特製ステージに登壇すると、約20人の“なんちゃってファン”が歓声を上げていた。

本作は麻薬密売人の男が、“偽装家族”を装い、大量の麻薬をメキシコからアメリカに密輸しようとする珍道中を描く抱腹絶倒のコメディ。麻薬密売人を『サタデー・ナイト・ライブ』出身のジェイソン・サダイキスが、おバカだけど憎めない偽装家族の面々をジェニファー・アニストン、エマ・ロバーツらが演じている。

石田は「手放しで笑える作品」と本作を大絶賛し、「まともな奴がひとりも出ていない。観ながら、自分でツッコミを入れるしかない」と楽しみ方を伝授した。一方、相方の井上は「観ても得することはないが(笑)、でも絶対に観た方がいい」とやはり太鼓判。“なんちゃって”だらけのイベントに関しては、「まだドッキリだと疑っている」と周囲に仕掛けがないか見回していた。

また、水沢は「ジェニファー・アニストンちゃんがすごく可愛い。40歳を過ぎて、ストリッパー役でここまで脱げる自信がすごい! 私もああいう40代になりたい」とアピール。“なんちゃってローラ”と呼ばれることについては、「それがきっかけでテレビに出るようになったんだから、それを否定したら私はクソ野郎だと思う」と笑いを誘っていた。

『なんちゃって家族』
1月25日(土)からシネマート新宿ほか全国で公開

取材・文・写真:内田 涼