【映画】[染谷将太×二階堂ふみ]園子温監督『ヒミズ』クロストーク

『ヒミズ』で園子温作品に臨んだ、若手注目株のふたり。彼らが踏み出した冒険とは?

胸を刺す人間ドラマ、身体を張ったアクション、アニメに特撮にドキュメンタリー…。
海外作品だけでなく、日本映画もまた勇気ある冒険と挑戦を続けている。
『ヒミズ』で園子温作品に臨んだ、若手注目株のふたり。彼らが踏み出した冒険とは?
 

園子温監督の新作『ヒミズ』で次世代俳優ふたりがスパーク

Photo●かくたみほ
 日本映画の常識にとらわれず、果敢に冒険を続けている監督と言えば、園子温の右に出る者はいないだろう。『愛のむきだし』('09)ではカルト教団、『冷たい熱帯魚』('11)ではペットショップ殺人、『恋の罪』('11)では渋谷区円山町で起きたエリートOL殺人といった具合に、実際の事件や社会現象に切り込んだその作品は常に衝撃的。俳優の限界ギリギリの芝居を引き出すことでも定評があり、私たちはその挑発的な内容と作風に圧倒され続けてきた。
(C)『ヒミズ』フィルムパートナーズ
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   そんな鬼才が'02年の幕開けとともに放つ最新作『ヒミズ』は、『行け!稲中卓球部』などで知られる古谷実の同名コミックの映画化。同監督初の原作モノだが、現代を生きる若者の閉塞感を描いた原作の物語に3・11以後の被災地の映像を絡めた本作は、園子温ワールドへと確かな変貌を遂げている。吹越満、神楽坂恵、黒沢あすか、でんでん、吉高由里子、西島隆弘(AAA)ら、過去の園作品の出演者も再結集。だが、何よりも観る者の目を釘づけにするのは、主人公の中学生、住田と茶沢を体現した染谷将太と二階堂ふみの魂を揺さぶる迫真の演技だ。以前からその卓越した演技力で注目されていたふたりだが、園子温の洗礼を受けてネクストレベルへと到達。すでにヴェネチア映画祭で最優秀新人俳優賞をW受賞している彼らが、驚愕の撮影を振り返ってくれた。
 

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