サンダンス映画祭に登場したオカ・アンタラとモー・ブラザーズC)Michael Loccisano/ゲッティイメージズ

北村一輝が主演を務め、日本とインドネシアの映画人がタッグを組んで製作した『KILLERS/キラーズ』のワールドプレミア上映が、第30回サンダンス映画祭で行われ、深夜の上映にも関わらず多くの観客がつめかけた。

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本作は、女を捕らえては残忍な方法で殺害し、その一部始終を撮影してネットに公開している男・野村(北村)と、彼が放った映像を観てしまったことから殺しにのめりこんでいくインドネシアのジャーナリスト・バユ(オカ・アンタラ)の奇妙なドラマを描いたサスペンス。世界中のインディペンデント映画が集まるサンダンス映画祭は、世界各国の製作者や映画配給会社が集まることでも知られている。

0時からミッドナイト上映で披露される本作を観賞するため、30社以上のバイヤーが来場。上映後の質疑応答の時間には観客から「主人公の野村はサイコを超えたキャラクターだと思った」「低予算とは言え、その10倍のクオリティがある」などの感想が寄せられ、上映前には「緊張しすぎて死にそう」とコメントしていた監督たちも笑顔を見せた。

映画の評判が良かったことからすでに現地メディアも本作に関する記事を掲載しており、中にはモー・ブラザーズを「今後、大注目の監督」と紹介するメディアもあったという。

『KILLERS/キラーズ』2月1日(土)よりテアトル新宿ほか全国公開