『ゴジラ』のテーマ作曲。伊福部昭が生誕100年

2014.1.23 11:10配信
(c)東宝、西川伸司 (c)東宝、西川伸司

日本が世界に誇る特撮怪獣映画『ゴジラ』のテーマ音楽を手がけた作曲家・伊福部昭(いふくべ・あきら/1914-2006年)。その生誕100周年を記念したコンサート「伊福部昭百年紀コンサートシリーズ Vol.1」が、2月1日(土)に東京・すみだトリフォニーホールで開催される。

「伊福部昭百年紀コンサートシリーズ Vol.1」の公演情報

1914(大正14)年、北海道釧路幣舞町に生まれた伊福部昭。幼少期よりアイヌ民族の文化や音楽の影響を受け、その作風には民族主義的な響きを特徴とするものが数多い。オーケストラ曲のほか、バレエ、舞踊、歌曲など多岐に渡る作品を残す傍ら、『ゴジラ』をはじめとする特撮映画や黒澤明監督作品など、映画音楽も300本以上を手がけ、日本映画の黄金期を支えた。また、東京音楽学校(現東京芸大)で講師を務め、芥川也寸志、黛敏郎ら多くの後進を育てた、まさに戦後日本音楽界の巨人だ。

記念コンサートでは、『ゴジラ』(1954年)や『地球防衛軍』(1957年)などから、主要音楽をそれぞれ15分ほどの組曲に再構成して演奏。さらに、伊福部が音楽を担当した幻の国鉄映画より「国鉄」「つばめを動かす人たち」「雪にいどむ」の3作品で構成した「国鉄」組曲も披露されるなど、伊福部の映画音楽ベストといえるプログラムになる。

また、伊福部作品を忠実に再現するために、伊福部昭や映画音楽の研究者たちによる精密な時代考証と伊福部本人の証言を踏まえて、オリジナル楽譜を徹底研究。巨匠の作品本来の魅力が迫力のオーケストラ・サウンドで堪能できる貴重な機会となるだろう。

「伊福部昭百年紀コンサートシリーズ Vol.1」は、2月1日(土)にすみだトリフォニーホールで開催。演奏は、伊福部昭生誕100年記念で特別編成(プロ奏者精鋭約100人)されたオーケストラ・トリプティーク。指揮は、ダイナミックな音楽づくりに定評のある斎藤一郎(セントラル愛知交響楽団常任指揮者)。チケットは発売中。また、同シリーズのVol.2「SF交響ファンタジーの夕べ」は、5月4日(日)に日比谷公会堂で開催される予定。

◆伊福部昭百年紀コンサートシリーズ Vol.1
□日程・会場
2月1日(土) 14:00開演 すみだトリフォニーホール 大ホール(東京都)
□出演
指揮:齊藤一郎
管弦楽:オーケストラ・トリプティーク
[コンサート・マスター:長原幸太 (元・大阪フィルコンサートマスター)]
□曲目 (作曲:伊福部昭、オリジナルスコアより、構成:鹿野草平)
「ゴジラ」組曲
「海底軍艦」組曲
「地球防衛軍」組曲
「銀嶺の果て」組曲
「国鉄」組曲

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