山田洋次監督、ベルリン現地入りで「ドキドキ」

2014.1.25 20:41配信

山田洋次監督が25日、都内で行われた監督最新作『小さいおうち』の初日舞台あいさつに、主演の松たか子、黒木華、片岡孝太郎、吉岡秀隆、妻夫木聡、倍賞千恵子とともに登壇した。

『小さいおうち』初日舞台挨拶その他の写真

本作は第64回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが決定しており、この日は山田監督と黒木の現地入りも発表された。「光栄だが、賞を取れるかドキドキで気が重い」(山田監督)、「初めてなので、どうしたらいいか…。(演じた)タキちゃんみたいに、山田監督をそばで見守りたい」(黒木)。現地時間2月14日に、プレミア上映をはじめ、記者会見やレッドカーペットが行われる予定だ。

中島京子氏の直木賞受賞小説を原作に、昭和初期、東京郊外に建つ赤い三角屋根の“小さいおうち”に暮らす若奥様・時子(松)の秘められた恋愛模様が、女中のタキ(黒木)の視点から描かれる本作。やがて、一冊のノートに記された秘密は、平成を生きる若者・健史(妻夫木)によってひも解かれる。

山田監督は「オリンピックが近いと沸き立つ当時は、行き先が不透明な面も含めて、今の時代に重なる部分があるかもしれません」とメッセージ。松が山田組に参加するのは、『隠し剣 鬼の爪』以来9年ぶりで「共感を呼ぶ役柄か不安もあるが、監督との仕事は楽しかった」と語り、「平等じゃないからこそ、時代を作ったり、恋愛が生まれたり、友情が育まれたりするんだと感じた」とコメントした。

また、倍賞は晩年のタキを演じ「本当は若い時代を演じたかった(笑)」。それでも「今の時代、タキちゃんのように、他人のために生きる人は少ないので、そんなタキちゃんのおばあちゃん時代を演じられて嬉しい」といい、「山田監督の作品は久しぶり。初日は緊張してしまった。ご一緒するたびに、社会や世間を学ばせていただいている」と感慨深げだった。

『小さいおうち』
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