『スノーピアサー』(C)2013 SNOWPIERCER LTD.CO. ALL RIGHTS RESERVED

『キャプテン・アメリカ』のクリス・エヴァンス、オスカー女優ティルダ・スウィントンらが出演するSFエンターテインメント大作『スノーピアサー』の特別映像がこのほど公開された。これまで数々の作品で名演を見せてきたスウィントンが本作で演じるのは本人曰く「悪夢のような怪物」だという。

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本作の舞台は、地球温暖化を阻止するための化学薬品によって新たな氷河期を迎えてしまった地球。そこで生き残った人間は、“スノーピアサー”と呼ばれる列車に乗り込んでいるが、そこでは先頭車両の上流階級が列車を支配し、後方車両の乗客は奴隷のような扱いをうけていた。映画は、後方車両で暮すカーティス(エヴァンス)らが革命を起こすため、先頭車両を目指す姿を描いている。

スウィントンは英国の演技界で活躍した後にデレク・ジャーマン監督作に出演して注目を集めた女優だ。その後、美しさと演技力を兼ね備えた彼女の人気は上昇し、『ナルニア国物語』などのハリウッド大作にも出演。『フィクサー』の演技でアカデミー賞を受賞したほか、ベルリンやベネチア映画祭の審査員も務めている。

そんな彼女が以前からファンだったというポン・ジュノ監督とタッグを組んで生み出したキャラクターが本作に登場するメイソンだ。彼女は、列車を牛耳る先頭車両の乗客で“スノーピアサー”の総理。本人は「最悪のリーダーがどんなものかという想像がすべて混ざりあった悪夢のような怪物」と分析する。そのため彼女は髪の色を変え、大きなメガネをかけ、メイソンの外見をゼロから作り上げた。

そんな彼女が仕えているのが、列車の先頭で暮している男ウィルフォードだ。彼こそが“スノーピアサー”の創造主で、彼が暮らす先頭車両には想像を絶する“秘密”が隠されているという。残念ながら映像は、ウィルフォードが暮す車両の手前までしか紹介されていないが、謎の列車“スノーピアサー”に対する興味や想像がふくらむ内容になっている。

『スノーピアサー』
2月7日(金) TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー