「taktile-49」(上)と「taktile-25」

コルグは、米アナハイムで1月24日(現地時間)から開催している「Winter NAMM 2014」で発表したUSB MIDIコントローラ「taktile(タクタイル)」を2月上旬に、「TRITON(トライトン)」の512プログラム音色を搭載したUSB MIDIコントローラ「TRITON taktile」を3月下旬に発売する。

「taktile」は、USBケーブルでPCと接続するだけで使用できるUSB MIDIコントローラ。主要DAW/シーケンス・ソフトウェアに対応し、スムーズに音楽を制作できる。

中央のタッチパッドには「KORG Kaossilator」で定評のある「タッチ・スケール機能」を搭載。適当になぞるだけで設定したキーとスケールに沿ってメロディを自動生成するので、くわしい音楽知識や鍵盤演奏の技術がなくても、フレーズをつくることができる。さらに、50種類のリズム・パターンつきアルペジエータ機能を備え、ソフトシンセ音源を「Kaossilator」のように指1本で演奏できる。

タッチパッドは、2本指での上下スクロールやタップ操作でのクリックなど、USBマウスとしても使用できる。作業中にマウスに持ち替える必要がなく、音楽制作の流れを妨げない。

トリガーパッドは、A/B2つのバンクを用意。ベロシティに対応し、ダイナミックな演奏によって、ドラムやパーカッションの打込みに躍動感を与える。また、設定したキーとスケールに沿ってコードを自動で設定する「コード・スケール機能」と、タッチパッドの「タッチ・スケール機能」と組み合わせることで、簡単に曲をつくることができる。

本体は、マット仕上げの黒を基調としたデザイン。鍵盤は、「KROME」や「KingKorg」などのミュージック・ワークステーションやシンセサイザーが採用するセミ・ウェイテッド鍵盤を採用する。ディスプレイには見やすい有機EL、トリガー・パッドはA/Bバンクで2種類のLEDを使用し、見た目と機能を両立した。コネクタ類は、右側面に集中して配置する。

バンドル・ソフトは、「KORG M1 Le」「EZDrummer Lite」「UltraAnalogSession」「StrumAcousticSession」「LoungeLizardSession」や「Ableton Live」ディスカウント・クーポン、DAWソフト「Reason Limited」など、総額7万円相当が付属する。対応OSは、Windows 7(SP1)以降、Mac OS X 10.6.8以降。

ラインアップは、49鍵モデル(taktile-49)と25鍵モデル(taktile-25)の2種類。「taktile-49」は、サイズが幅750×高さ83×奥行き290mmで、重さは3.8kg。価格はオープンで、実勢価格は3万円前後の見込み。「taktile-25」は、サイズが幅531×高さ72×奥行き290mmで、重さは2.5kg。価格はオープンで、実勢価格は2万前後の見込み。

「TRITON taktile」は、「taktile」にミュージック・ワークステーション「TRITON」の512プログラム音色を搭載したUSB MIDIコントローラ。

任意の16音色を登録して、簡単に呼び出すことができ、PCから「TRITON taktile」を外部音源モジュールとして使用することもできる。音色は「taktile」用にチューニングを施し、音色のエディットは一部パラメータのみに対応する。

対応OSは、Windows 7(SP1)以降、Mac OS X 10.6.8以降。

ラインアップは、49鍵モデル(TRITON taktile-49)と25鍵モデル(TRITON taktile-25)の2種類。「TRITON taktile-49」は、サイズが幅750×高さ83×奥行き290mmで、重さは3.8kg。価格はオープンで、実勢価格は4万円前後の見込み。「TRITON taktile-25」は、サイズが幅531×高さ72×奥行き290mmで、重さは2.5kg。価格はオープンで、実勢価格は3万円前後の見込み。