100%ミルクで育った子がとても元気に育っている

病気のため常に薬を飲んでいることから、赤ちゃんに母乳をあげられず、生まれた時からずっと100%ミルクで育てているというママに出会い、その子どもがとても元気に育っていることを知った時、暗示が解けたと話すYママ。

母乳が出ないわけじゃないのにミルクなんて…と思っていたそうですが、ミルクでも元気に育つことを知った衝撃は大きかったようで、「ミルクも悪くはない」と思えるきっかけになったのだそうです。

完母にこだわり過ぎたため、赤ちゃんを満足させられていなかったことを反省し、その後は躊躇することなくミルクを使えるようになったというYママ。

「母乳で育った子もミルクで育った子もみんな元気に育ちます。問題なのは、成長に必要な栄養が必要な時期に赤ちゃんに行き渡らないこと」であると、母乳に悩むママ達に言ってあげたいとYママは言います。

助産師さんから言われたひと言がきっかけで…

完母育児において重要なことは、「赤ちゃんが欲しがった時に欲しがるだけあげる」ということですが、それは、欲しがるだけあげられる母乳が出ていればの話だと助産師さんから聞かされた時に、自己暗示が解けたというのは、母乳でノイローゼになっていた経験を持つHママ。

出ない母乳にこだわることは、腹ペコ状態の時にサラダしか出されずそれしか食べれない状態と同じだと助産師さんから聞かされた時に、目が覚めたと言います。

その後は「赤ちゃんのためにミルクを足す」という考え方になり、混合で育てたというHママは、助産師さんのひと言に救われたと、感謝の気持ちでいっぱいだそうです。

ペチャンコおっぱいの話を先輩ママから聞いて踏み切れた

卒乳した時に多くのママが思うことが、ペチャンコになったおっぱいを見て「母乳もほどほどにしておけば良かった」ということです。

母乳をあげている時は、卒乳した時のことなど考えられないものですが、母乳をあげすぎるとおっぱいがペチャンコになってしまう確率が高くなります。

もともと母乳の出が悪かったというFママは、ペチャンコおっぱいの話を先輩ママから聞いていたようで、最初から混合という道を選んだようですが、卒乳した後もそんなに崩れていないおっぱいを見て、無理をせず混合にして良かったと言います。

母乳をあきらめ混合に変えても、ペチャンコおっぱいが避けられることを考えれば、混合育児に踏み切れるママもいるのではないでしょうか。

まとめ

このように、完母は赤ちゃんのためではなく、自分のためであることが多いことが先輩ママ達の体験談からも分かりますが、そのことに気づくには自己暗示が解ける何かしらのきっかけが必要のようです。

きっかけがなければずっと苦しむことになる可能性もありますが、これを機会に気づき、完母地獄から抜け出せるママが1人でもいればと先輩ママ達は言います。

本来育児は楽しいものです。完母へのこだわりが、楽しいはずの育児を潰してしまってはもったいないですから、意識を改められたら良いですね。

ママ達の楽しい育児を応援しております。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。