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“神の子”ソーの新たな戦いを描く新作映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』で再びソーの弟ロキを演じたトム・ヒドルストンの最新インタビュー映像が公開された。『マイティ・ソー』は、神の世界で最強の戦士としてその名をはせながら、自身の横暴によって地球へと追放されてしまった神ソーが、人間と神の世界を舞台に、彼のもとに押し寄せる凶悪な敵を相手に壮大なバトルを展開する作品で、『アベンジャーズ』では弟のロキが“最強の敵”として登場。最新作でも物語の重要なカギを握る人物として登場し、大活躍を見せる。

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』インタビュー映像

近年、ハリウッドではシリーズ映画が多く、ひとりの俳優が同じ役を繰り返し演じるケースが増えている。かつては“役のイメージがつく”と敬遠する俳優も多かったが、本作で3作目の“ロキ役”に挑むヒドルストンは続投を“プラス”に考えているようだ。「1年おきにこの役を演じて来た中で、作品ごとにキャラクターへの理解が深まるのを感じているよ。今回は、さらなる深みと新たな側面を見出し、心理的にも肉体的にも、感情の振り幅といった点でも、今までとはまた違った表現で演じるよう努めたつもりだ」。

もちろん“ロキ”という人物が長きに渡って深堀りするだけの魅力を備えていることも大きい。ヒドルストンは「ただ恐ろしいだけの一辺倒な悪役とは違い、自らの本性を悟った上で、開き直って楽しんでいるようなところがある。ワルでいることに喜びを感じつつ、無邪気に楽しんでいるのが、このキャラクターの好きな部分であり、演じるのが楽しい部分でもあるんだ」と語る。また、ソー役のクリス・ヘムズワースと共演を重ねることも彼にとって重要なポイントだ。「クリスとの共演は、僕にとってこの映画で1番の楽しみと言ってもいいくらいだ。完璧なまでに波長が合う相手と、心から楽しんで演技合戦を繰り広げられるなんて、そうめったにあることじゃないからね。それにお互いこの役を演じるのはこれが3度目とあって、ソーとロキの関係をより深く掘り下げて演じられたんじゃないかと思っているよ」。

本シリーズにおけるロキは単に主人公を苦しめる悪役ではなく、作品ごとに進化し変化していく“複雑な内面をもった主要キャラクター”だ。最新作『…ダーク・ワールド』でヒドルストンはロキのどんな側面を見せてくれるのか? ヘムズワースとどんな演技バトルを見せてくれるのか? いよいよ今週末、日本のスクリーンに“まだ誰も知らないロキ”が姿を現す。

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
2月1日(土)公開