竹内結子と三谷幸喜 竹内結子と三谷幸喜

8月に東京・PARCO劇場で上演する『君となら』で竹内結子が初舞台に挑戦する。

『君となら』は1995年に初演された三谷幸喜の傑作コメディ。斉藤由貴主演、山田和也演出で上演され好評を博した。今回は三谷自ら演出を担当。もしも娘の恋人が父親以上に年の離れた人物だったら……。そんな彼が突然家に訪ねてきたために巻き起こる嘘と誤解の騒動を描くホームコメディ。竹内はヒロインの小磯家の長女、あゆみを演じる。

竹内は「『初舞台』私にもその機会が訪れたこと本当に嬉しいです。そして正直とても怖いです。ですが、三谷さんとならこの恐怖を乗り越えられると信じて飛び込もうと思います」と決意表明。2013年にWOWOWで放送されたドラマ『大空港2013』で三谷演出は体験済みで、「監督はお芝居を常に新鮮な気持ちで演じてもらうためにと日々台本のあちこちにアドリブを投下されるのですが、仕掛ける当人しかそのことを知らされない為、私にとってはどんなに台本を頭に入れてもいつどこで何が起こるか分からないスリルと格闘し続けた90分間はジェットコースターのようでした。それが楽しくなかった訳ではありません。終えてみれば本当に、日々新鮮な感情でいられたし、今日も予想外の何かが起こるだろうという現場の緊張感も素敵だなと感じました」と振り返りながら、「これよりもっと長い舞台にいつか立ってみたいという欲も芽生えました。ですが、そのいつかがこんなに早く巡ってくるとは思わず。初めての舞台の機会をいただけた喜びは勿論ありますが、目の前に突然、キリマンジャロかエヴェレストが立ちはだかり、監督が『さあ、登ってみましょうか』と囁いているような感覚です。未知の領域をどう進めばよいか、とにかく全力で取り組むしかないと思っております。皆さんに楽しんで頂けるよう、頑張ります」と意気込みを話している。

一方、三谷は「去年、ドラマでご一緒して、竹内結子さんは舞台向きだと確信しました。集中力、くそ度胸、そして立ち姿の美しさ。どれもが舞台女優に欠かせない条件です。皆さん、楽しみにしていて下さい!」とコメントを寄せている。

パルコ・プロデュース公演『君となら』は8月9日(土)から9月15日(月・祝)まで東京・PARCO劇場、9月17日(水)から23日(火・祝)まで大阪・シアタードラマシティ、9月25日(木)から28日(日)まで愛知・名鉄ホールにて上演。