フィリップ・シーモア・ホフマン(46)が日曜日午前に急死したニュースに、ハリウッド中がショックを受けている。ロバート・デ・ニーロは、「本当に悲しい。彼はすばらしい俳優だった。彼は若くて、才能があって、これからまだまだいろんなことをやろうとしていた。心からご愁傷申し上げます」と語った。『25時』を監督したスパイク・リーも、「彼があの映画に出演してくれたのは、僕にとって非常に幸運なことだった。彼は神からとてつもない才能を与えてもらった人」とコメントしている。

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ホフマンは『カポーティ』でオスカー主演男優賞を受賞。『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』『ダウト -あるカトリック学校で-』『ザ・マスター』でもノミネートされた。『Jack Goes Boaring』で監督デビューも果たしている。次回作は『Ezekiel Moss』を監督することも決まっていた。

ホフマンの最新作は、全世界で8億ドル以上を売り上げた『ハンガー・ゲーム2』。この後、ますます重要になってくる役どころだった。原作は3冊だが、映画版では3冊目が2作に分けられ、2作はアトランタで現在撮影されている。ホフマンの出演部分はほぼ撮り終えており、映画は予定どおり公開される模様だ。

現場にはヘロインらしきものが残っており、ホフマンの死因はドラッグのODと考えられている。ホフマンは過去にドラッグ依存の問題を抱えており、昨年5月にも更生施設に入所している。ホフマンには、長年のパートナーとの間に3人の子供がいる。

文:猿渡由紀