レギュラーシーズンは残り7試合。『2017-18 B1リーグ戦』第29節・川崎ブレイブサンダース×栃木ブレックスは、『B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18』を睨んだ戦いになる。

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川崎にとって、3月30日・アルバルク東京戦が転機になった。A東京の強度の高いディフェンスの前にシュートが決まらず、71-80で敗戦を喫した試合後、北卓也HCの檄が飛んだ。

「水曜日(の千葉ジェッツ戦)と今日、本当にいいきっかけをくれた敗戦だと思う。“チームってなんぞや”。ここを改善していかないと、チームは上向かない。中心選手だけではゲームはできない。控え選手だけでもゲームはできない。(課題の)第3Qで我慢ができない。10点差つけられともうアタフタしている。タフショットやワンパスでのシュートを打って、ファストブレイクをやられる。“何を慌てているんだ”“自分たちの力を信じろ”“チームでバスケットをしろ”と。今後に向けて、“チームってなんぞや”ということをチームで話し合ういいきっかけをくれた。(川崎は)絶対によくなる」

翌日、選手たちはさっそく目覚めた。両チームともフィールドゴール成功率50%超、ターンオーバーもふたケタというハイレベルな攻防を川崎が89-73で制した。続く第27節は西地区1位・琉球ゴールデンキングスとのアウェイ戦を1勝1敗、前節は中地区3位・三遠ネオフェニックスに連勝したのだった。

すでにワイルドカードでの『CS』出場を決めている川崎だが、残り7戦を調整の場とはとらえていない。2ゲーム差で追うA東京、4ゲーム差をつけられた千葉を逆転することをまだ諦めてはいない。

ワイルドカード下位での『CS』出場をほぼ手中に収めている栃木も、川崎戦をイーブンで終えようなんて思ってはいない。栃木が目指すのは連覇だ。『CS』では地区1位の敵地で2勝を勝ち取らなければならない。とくれば、第29節のターゲットは明白だ。川崎の本拠地に乗り込み、2連勝を飾るのみ。

しかも、前節・富山グラウジーズ戦はオフェンスリバウンドで圧倒し連勝したものの、『CS』を見据えると乏しい内容に終わった。試合後、安齋竜三HCは「この2試合は自分たちがやろうとしているルールを遂行できない時間が多かった。この時間帯を伸ばしていかないと上のチームと戦っていけない。本当に弱いチームだと再確認した」と叱咤した。指揮官の檄がどんな化学反応を示すのか、答えは川崎戦で見られる。

『2017-18 B1リーグ戦』第29節・川崎×栃木は4月20日(金)・21日(土)・川崎市とどろきアリーナにてティップオフ。東芝レッドサンダースロゴと川崎ブレイブサンダースロゴが入った限定デザインの応援タオルを各日先着4000名にプレゼント。チケット発売中。

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