『東京難民』現役大学生が“明日はわが身”と怯える

2014.2.10 15:6配信
『東京難民』(C)2014『東京難民』製作委員会

格差社会の死角にはまり堕ちていく若者たちを描いた映画『東京難民』が間もなく公開されるが、このほど主人公と同じ現役大学生を対象にした試写会が行われ、集まった学生の91パーセントがリアルな転落劇に「怖くなった」と回答した。

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本作の主人公・時枝修(中村蒼)はどこにでもいる大学生。しかし親の資金援助がなくなったことがきっかけでネットカフェ難民となり、果てにはホームレスになってしまう。学生たちは、「自分も起こりえることだと感じた」「他人の話とは思えないほど、とてもリアルで現実的な映画だと思った」とコメント。中でも上京してきた学生からは「自分も石川から上京してきて、同じような境遇に陥ってもおかしくない状況なので観ていてゾッとした」「東京の大学に進学して一人暮らしという同じ境遇が他人事とは思えず、感情移入してしまった」という声が寄せられた。

また、“もし主人公と同じ状況になったら、この東京で生きていく自信はあるか?”という質問には、93パーセントが「いいえ」と回答し、「この映画で東京の裏側を見たような気がした」「身分が無い人への風当たりがこんなに強いとは思っていなかった」「お金がなければ、人間はあんなにも無力なのかと怖くなった」、さらに「すでに明日が恐い」というコメントも出るほど衝撃を受けたようだ。

しかし一方で、「当たり前のことが当たり前ではないと気付かされた」「主人公のようになる可能性がすぐ隣にあって、今の生活や居場所、家族の大切さや脆さに気づいた」「自分が現在、どれだけ頼って生きているかを実感した」など前向きな感想も見られた。若者が堕ちていく姿をリアルに描いた本作は、学生たちにとって恐怖を感じさせると同時に、身近にある幸せを振り返るきっかけになったようだ。

『東京難民』
2月22日(土)有楽町スバル座ほか全国ロードショー

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