『キック・アス』なぜ日本でヒット? 親近感と一体感…「あまちゃん」との共通点

2014.2.13 17:49配信
泉真人氏

人気アクションシリーズの最新作『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』がついに日本に上陸。前作『キック・アス』のスマッシュヒットに始まり、映画ファンはもちろん、タレントや著名人にも支持され、廉価版DVDが発売されれば、オリコン1位を獲得! 初の地上波放送も決定と、『キック・アス』旋風が今も吹き続いている! 新作公開を前に盛り上がりを見せるなか、なぜ『キック・アス』が日本人のハートをつかんだのか? 前作を配給したカルチュア・パブリッシャーズの宣伝プロデューサー・泉真人氏を直撃すると、あの国民的ドラマ「あまちゃん」にも通じるヒットの理由…、等身大キャラクターに対する親近感とそれを盛り上げる一体感が見えてきた。

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映画はヒーローオタクの青年が扮装した“キック・アス”と、父親に戦術を叩きこまれた“ヒット・ガール”が悪と戦うアクション作品。当初、レンタル市場向けの新作アクションを探していたといい「実際に観てみたら、とにかく面白すぎて、すっかりファンになった。運命を感じました」と泉氏。急きょ日本での配給を決め、全国4館でのロードショーが始まったのが2010年12月だった。

プロモーションにおいては、「覆面の美少女がバッサバッサと悪を叩き切る姿が、とても日本向き」という判断で、クロエ・グレース・モレッツ演じるヒット・ガールをメインに据え、彼女を全面に押し出す日本独自のポスターが採用された。メディア関係者の間でもヒット・ガール人気が沸騰し「やっぱり皆さん、ヒット・ガールが好きなんですよ。主人公も含めて、等身大の魅力に親近感を抱きながら、思わず応援したくなる存在でした」(泉氏)。

また、会見やPRイベントの場で宣伝チームが率先してコスプレをし、作品に対する熱量をアピール。公開後はコスプレをしたファンが劇場に大挙駆けつけたといい「戦略というよりは、メディアの皆さんや宣伝チーム、何よりお客様が自然発生的に盛り上がってくれたというのが率直な感想ですね」。その一体感がSNSや口コミで広がった結果、最終的に公開規模は全国70スクリーン以上に拡大した。「『あまちゃん』と共通している…というのはおこがましいですが、親近感と一体感が雪だるまのようにみるみる膨れ上がったという意味では近いものがあるかもしれませんね」(泉氏)。

劇場最新作とブルーレイ&DVDで『キック・アス』の世界を存分に楽しめる機会、ぜひ堪能してみてはどうだろうか。

ブルーレイ&DVD『キック・アス』
スペシャル・プライス版が発売中
ブルーレイ:2,500円(税抜)
DVD:1,200円(税抜)※TSUTAYAでのみレンタル中
発売元:カルチュア・パブリッシャーズ 販売元:東宝

『キック・アス』TV放映
2月24日(月)に日本テレビ「映画天国」で地上波初放送

『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』
2月22日(土) TOHOシネマズ有楽座ほか全国公開

取材・文・写真:内田 涼

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