『それでも夜は明ける』

本年度のゴールデン・グローブ作品賞に輝き、第86回アカデミー賞で9部門にノミネートされている感動作『それでも夜は明ける』に出演している新鋭ルピタ・ニョンゴが注目を集めている。本作では長編映画デビュー作ながら重要な役どころを演じ、アカデミー助演女優賞にノミネートされている。

『それでも夜は明ける』本編映像

本作は、ニューヨークで妻と子どもと共に幸福に暮していたソロモン・ノーサップが、ふたりの白人の裏切りによって拉致され、12年もの間、“奴隷”として苦しむも、生きる希望、家族と再会したいという望みを捨てずに懸命に生き抜こうとする姿を描いた作品。キウェテル・イジョフォーが主人公の苦しみを渾身の演技で体現するほか、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ブラッド・ピットらが共演する。

ニョンゴはメキシコで生まれ、ケニアで育った女優。イェール大学で演劇を学んだ才女で、1000人以上が参加したオーディションからスティーブ・マックイーン監督に見出されて、パッツィー役を得た。劇中で彼女はファスベンダー演じる奴隷主エップスから想像を絶する仕打ちを受け、執着され、虐げられ、過酷な労働も重なって極限まで追いつめられ行く役どころを全身全霊で演じている。

すでに公開されている国や映画祭では彼女の名が繰り返しあがり、セレモニーなどでは多くのファッションデザイナーたちが彼女に自身のブランドのドレスを着せようと駆け引きを繰り広げているという。また、リーアム・ニーソン主演作への出演も決まるなど女優とのしてもキャリアも着実に積んでおり、今後、ルピタ・ニョンゴという名と姿を繰り返し目にすることになりそうだ。

『それでも夜は明ける』
3月7日(金)TOHOシネマズ みゆき座他 全国ロードショー

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