同じアパート内で

「地方在住の友人が、同じアパート内に住む男性とお付き合いしています。最初は『そんなドラマチックな展開ってある!?』とびっくりしましたが、正直うらやましいです(笑)。
 
彼女は全4戸のメゾネットタイプの物件に住んでいて、そこがかなりアットホームな物件なんだそう。挨拶はあたりまえで、全員ひとり暮らしだったこともあって、料理を作りすぎたり実家から野菜や果物が送られてきたりしたときは、みんなにシェアするのも普通だったようで。さつまいもが大量に送られてきたとき、彼女の部屋で“やきいも会”をしたのを機に、たくさん話をして距離が縮まったそうです」(29歳/女性)

同じマンション・アパートの住人と顔を合わせたら挨拶はするけど、それ以上の会話はない、ほとんど顔を合わせないので誰が住んでいるかもわからない、という人は少なくないのでは。そんななか、こういった出会い方は珍しいといえます。

某チェーンカフェで

「20代前半の頃の話ですが、若者から『おしゃれ』だと言われて人気の某チェーンカフェで、逆ナンした男性と付き合ったことがあります。
 
ひと目見たとき『あ、この人タイプだ』と思ったんです。男性をナンパするのは初めてで、すごく緊張しましたが、小さなメモ用紙に名前とメアドと一言『お話ししてみたいです。良かったらご連絡ください』とだけ書きました。カフェを出るタイミングで男性の席の横を通って、『あの、すみません。これ読んでください!』とか言って、テーブルにその紙を置いて逃げるようにして去ってきました(笑)。
 
相当怪しかったと思いますが、店内で1〜2度目が合っていたこともあってか、ちゃんと連絡が来ました。2カ月ほどお付き合いしたので、思いきってやってみるものだなと思いましたね」(30歳/女性)

ナンパをされて付き合った、ではなく逆ナンをして付き合った、というケースです。よほどタイプではない相手を除き、女性からライトな好意を持たれて不快になる男性はいません。もし一目惚れすることがあったら、一度アタックするのも手です。決して怖がられない程度に、加減を考えつつアプローチを。

出会いのきっかけや出会い方は人それぞれ。こういったエピソードを見ていると、いつ、どこで出会いがやってくるか予想もつかないなと感じます。

運命の相手とのドラマチックな出会いを大切にするためにも、いつでも健やか、にこやかな自分でいたいものですね。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。