ソフトバンク子会社のイー・アクセスとウィルコムは、当初2014年4月1日に予定していた両社の合併効力発生日を6月1日に延期すると発表した。

「イー・モバイルショップ」「ウィルコムプラザ」で相互に商品を取り扱うなど、連携を進めていたイー・アクセスとウィルコムは、2013年12月3日に、イー・アクセスを存続会社、ウィルコムを消滅会社とする吸収合併方式で、2014年4月1日に合併することで合意したと発表した。現在、合併を記念して、ウィルコムは4本立ての「ウィルコム春のキャンペーン」、イー・アクセスは「月額基本料3年間無料キャンペーン」「もう一台無料キャンペーン(EM)」を実施している。

ウィルコムは、合併発表後、ユーザーからの問い合わせを受けて、「だれとでも定額」をはじめとしたPHSサービスは、継続して提供すると表明していた。しかし、今年10月1日から、携帯電話とPHS間で電話番号を維持したまま通信事業者を乗り換える「番号ポータビリティ」を利用できるようになるなど、これまであった携帯電話とPHSの差がなくなり、方式の違いを感じさせなくなる動きが強まっている。