VAIO Fit 13A(SVF13N29EJS)

ソニーは、パソコン「VAIO」の2014年春モデルとして、OSにWindows 8.1を採用し、Adobe Photoshop Elements 12を標準搭載したノートPC「VAIO Fit 13A/14A/15A」の新製品を3月8日に発売する。

「VAIO Fit 13A/14A/15A」は、マルチフリップヒンジを採用し、液晶画面を裏返すと、タブレットとしても使える変形ノートPC。通常のノートPCと同じように使用するキーボードモード、映像コンテンツの視聴に適したビューモード、板状のタブレットモードの3モードを使い分けることができる。最新OSのWindows 8.1を搭載することで、スタート画面のタイルサイズを変更できるなど、スタート画面のカスタマイズが簡単になった。

写真を本格的に加工・編集できるアドビ システムズの画像編集ソフトAdobe Photoshop Elements 12をプリインストール。クリエイティブで生産的な編集作業をサポートするVAIO独自の共通アプリケーション群「VAIO Inspiration Suite」も搭載する。

店頭販売する標準仕様モデルの価格は、すべてオープン。実勢価格は、13.3型ワイド液晶を搭載した「VAIO Fit 13A」の「SVF13N29EJS」(シルバー)が17万5000円前後、14型ワイド液晶を搭載した「VAIO Fit 14A」の「SVF14N29EJS・P」(シルバー、ピンク)が14万5000円前後、15.5型ワイド液晶を搭載した「VAIO Fit 15A」の上位機種「SVF15N28EJS・B・P」(シルバー、ブラック、ピンク)が19万5000円前後、「SVF15N27EJS・B・P」(シルバー、ブラック、ピンク)が17万円前後の見込み。「SVF15N28EJS・B・P」は、インテル Core i7-4500U プロセッサ(1.80 GHz)、約1TBのハイブリッドHDD(HDD+NAND型フラッシュメモリ)、8GBのメモリを標準搭載する。それぞれ仕様をカスタマイズでき、「VAIO Fit 13A/14A」は限定カラーのブラックがある「VAIOオーナーメードモデル」を用意する。

ソニーは、「VAIO」のブランドで展開してきたPC事業を投資ファンドの日本産業パートナーズに売却し、ソニーとしてのPC事業は2014年春モデルを最後に収束すると発表している。VAIOブランドのPC事業は、日本産業パートナーズが設立する新会社が継続する。