ひと言謝ってくれたらそれでいい、と伝える

女性が男性に相談ごとをするとき、男性は問題を解決しようするが、女性は単に共感を求めているにすぎない。

このような話を、どこかで聞いたことはないでしょうか。

男性は「解決」に重きをおき、女性は「共感」を求める。男女のコミュニケーションは、この違いを理解することでうまくいく、といわれています。

これは、夫婦喧嘩でも同じ。妻は、嫌な思いをしたことに共感し、ひとこと謝ってくれればそれでいいはず。「つらい思いをさせて悪かった、ごめん。」という言葉が聞きたいのですよね。

しかし夫は、そうした妻の気持ちを汲み取ることはありません。何か具体的な解決策や、弁償を求めている!と捉えてしまうのです。

やはり、妻の気持ちをストレートに伝えるのが、和解のコツです。

「とても悲しかったから、ひと言”ごめん”って謝ってほしいだけ。それで、私の気持ちも収まるの。」と、伝えてみてください。

先に謝ってから、真意を伝える

夫に謝ってもらうのに一番効果があるのは、妻が先に謝ってしまうことです。「何でわたしが?冗談じゃない!」と思いますか。

夫が悪いのに、自分が折れるなんてイヤ!と思ってしまう気持ちもわかります。ただ、やはり喧嘩は二人のすれ違いが主な原因。どちらに非があるという論点の前に、妻には妻の言い分、夫には夫の正義があるのかもしれません。

「ごめんなさい、私も●●なところがあったと思う。」と先に謝ってしまいます。とはいえ、嫌な気持ちになったことや、今後改めてほしいことはしっかり伝えるべき。だからこそ、謝ったあとに「でも、○○されたことで傷ついた。これからはこうしてほしい。」と、自分の言い分もしっかり伝えましょう。

夫婦は鏡。怒っていた妻が先に謝ると、夫も自分にも悪いところがあった、という気持ちになるものです。

まとめ

以上、夫婦喧嘩で謝らない夫への対処法でした。

争いごとはエネルギーを消費します。無駄に長引かせないよう、上手な収め方を心得ていてくださいね。

 接客コンサルタント。ひとり一人の魅力を輝かせる接客マナーの専門家。資生堂ビューティコンサルタント、キッザニア東京スーパーバイザーのキャリアを経て、講師として活動。女性視点の丁寧さあふれる接客術は「すぐに実践できる」と高い評価を得ている。述べ3000人以上の指導経験を持ち、幅広く支持されている。