こんなにあった! 取引先を生き埋めにする4つのメリット!

生き埋めメリット1:穴の中は快適な居心地!

包みこむような穴のフォルム。そして、ひんやりとした土の感触は、取引先にとって快適な環境を約束する。冷たい土を手足にかけてクールダウンした経験は誰でもあるはず。

多少顔が強張っているが、銭社長もこの場所をお気に召したのだろう。幼虫のようにじっと動かない。

 

 

 

 

生き埋めメリット2:適度な運動が良いアイデアを呼び込む!

良いアイデアを出すためには、適度な運動を行い血流を良くすることが効果的だ。
「取引先を土の中に埋める」までの過程は、農耕民族の日本人の身体に合った適度な負荷を与える。

元気に楽しく土をかければ、モチベーションもUP。アイデアが湯水のように湧き出ることだろう。

 

 

 

 

生き埋めメリット3:ビジネスマンに不足しがちなミネラルを土で補給!?

ビジネスマンには、マグネシウムや亜鉛などのミネラルが不足している。土を口に含み消化することで、それらのミネラル成分を補給することが可能だ。

「最近、疲れが取れない……」と嘆いていた銭社長も、これでビジネスという名の過酷な戦場と向き合うことができるはずだ。

 

 

 

 

生き埋めメリット4:万が一、何かあってもメディア露出が可能

もし生き埋めになった取引先が地中から出てこなかったとしよう。なんとここにもメリットがある。

行方がわからなくなれば、「行方不明者」として各メディアにコストゼロで出演可能、会社の知名度が上がるだけでなく、メディアもネタができる。理想のWin-Winの形というわけだ。

 

 

 

 

 検証結果:土に埋めるとメリットしかなかった

現在、とある敷地内には銭社長が埋まっている。読者諸君に詳しい場所はお伝えすることができない。

実際に取引先を生き埋めにすることで、ビジネスに関わる4つのメリットが浮かび上がった。一見関連性の無さそうな「生き埋め」と「ビジネス」は、非常に相性が良いことが判明したのだ。

さて、問題は生き埋めにされた銭社長である。しばらくは元気よく土の中から手をバタバタと振っていたのだが、社員みんなで昼食に出掛けて戻ってみると、全く動かなくなっていたのだ。

その事実を受けて、社内で数時間にわたる議論を行った結果、「腕までしっかり埋めればよい」ということで決着。銭社長の全てが土の中に埋まると、それまで感じていた不安もなくなり、社員一同その夜ぐっすりと眠ることができた。

今回の検証はいかがだっただろうか? 
地上ばかりに目を捕われず、時には地中に目を向けることをビジネスマンの諸君にお勧めしたい!

 

 

※本記事は「ウレぴあ 2012年 06月号」(2012/4/25発売)の記事を再掲載したものです。
(取材先のプロフィールは現在と異なる場合がございます)

 

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