「妻とはもうそういう関係じゃない」と打ち明けてくる

「妻とはセックスレス」「妻はもう女性という感じではなく、家族だから」「妻にそんな気は起こらない」など、“妻と性交渉がないこと”を強調してくる既婚男性の話は実によく聞きます。

しかし、その後、妻が妊娠したり、仲睦まじく過ごしていたりと、「どの口が言ってるんだ?」とツッコミたくなる事例は少なくありません。

「妻とはセックスしていない」と強調すれば、独身女性が本妻への罪悪感なしにセックスに応じてくれる、と思っている男性も……。

各家庭の「ホントのところ」は、それぞれの家庭の中を覗かない限り、わかりません。本当にセックスレスなのか、どうなのかは確かめようがありません。

ただ、独身女性を口説くためのお決まりのフレーズとして、口にしているケースが往々にしてあることを、頭の片隅においておくことで損はしないでしょう。

「またまたー、ベタな口説き方(笑)」「もっといい口説き文句教えてあげようか?」など、かるく受け流すのが吉。

ふたりで飲みにいこうと誘ってくる

会社や社会人サークル、趣味の集まりなど、「同じコミュニティに所属する数人で」ではなく、「僕と君のふたりで」と提案してくる既婚男性にも注意が必要です。

複数人ではなくふたり、しかも既婚男性と独身女性という組み合わせは、ある種特別なもの。そこで独身女性が「OK」とすると、良からぬことを考えている既婚男性は「キター!」と思わずにはいられません。

とはいえ、単に飲みにいくだけなら問題はありません。そこで口説きモードに入られたとき、キッパリ「既婚者は眼中にないんです」との旨を伝えられるかどうか。

酒場でアルコールが入った状況で、そういったやりとりをするのが面倒に感じるなら、最初から誘いに応じないのがベターです。特に自分がお酒が弱かったり、相手の酒量が多かったりすると、後々厄介なことになる可能性もあります。予想できるリスクはあらかじめ潰しておくのが安心です。

まとめ

既婚者との恋愛、いわば不倫をするのを推奨するつもりは毛頭ありません。いざ不倫が明らかになったとき、関係者全員が傷ついたり、つらくなったりと、いいことが起きないからです。それぞれの人生が壊れることもあります。

世の中には独身男性がたくさん存在します。既婚男性の思わせぶりな態度にクラッといきそうになっても、冷静に現実を見つめてください。危険を犯してまで付き合う意味はあるのか、と。

そこで我に返り、あえて既婚男性を選ばなくてもいいよね、と思えたら、適当な対応がとれるはずです。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。