『キカイダー REBOOT』に登場するキカイダー(左)とオリジナルのキカイダー(右)(C)2014「キカイダー」製作委員会

1972年に誕生した人気ヒーローを41年ぶりに“再起動”させる映画『キカイダー REBOOT』の最新ビジュアルがついに解禁になった。主人公キカイダーと宿敵ハカイダーのデザインはどちらもオリジナルのテイストを活かしながら、新たなデザインに生まれ変わっている。

本作は、石ノ森章太郎の原作を基に1972年に放送を開始し、子どもたちから圧倒的な人気を得たヒーローを再起動させる作品。キカイダーの左右非対称の不思議なデザインはオリジナルの味を活かしながら新たに制作された。主人公ジロー(キカイダー)役の入江甚儀は新デザインについて「めちゃくちゃカッコイイです!! 41年前のデザインを大胆に残しつつ、青と赤のデザインの差が微妙に多くなっています。正義と悪のデザインが、より強調されているなと思いました」と言い、宿敵となるハカイダーについても「男なら誰でも憧れるダークサイドな感じが出ていて、ずるいくらいにカッコイイです! 脳みそ丸出しなのが最高です!笑」とコメントを寄せている。また、1972年にジローを演じた伴大介が本作で謎の心理学者・前野究治郎を演じることも決定。伴は「『キカイダー』の世界に再び参加出来たことを、非常にうれしく思っています。新“ジロー”の入江さんは長身で、スポーツマンタイプ! 現代の若者らしい”ジロー”が今から楽しみでなりません!」と期待を寄せている。

プロデューサーを務める白倉伸一郎は「新ビジュアルは“いかに元の良さを残すか”にこだわっています。簡単に、今風のスタイリッシュなデザインに仕上げてしまうのではなく、“いかに旧作『キカイダー』の良さを残すか”ということにこだわりました」と説明。「いずれも、造形技術の限界を超えたところに、結果として面白さが生まれる“企まざる面白味”を追求したデザインが出来上がったと思います」と自信を見せており、デザインだけでなく映画も“オリジナルの魅力”と“新たなアレンジ”が巧みに融合した作品になることを期待したい。

本作は先ごろクランクアップを迎えており、5月に全国公開される。

『キカイダー REBOOT』
5月24日(土)全国ロードショー