小芝風花

若手女優の小芝風花が20日、東京・新宿の花園神社で行われた主演作『魔女の宅急便』(清水崇監督)のヒット祈願イベントに出席。主人公・キキを演じた小芝は、ホウキにまたがり、大型クレーンに釣り上げられた状態で、上空約15メートルの高さから登場し「こうして空を飛ぶのは(撮影から)半年ぶり。やっぱり空は最高です!」と上機嫌だった。

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角野栄子のベストセラー児童文学を初めて実写化した本作。オーディションで抜擢された小芝演じる13歳のキキが、一人前の魔女になるため、修行する姿をファンタジックな映像で描く。

小芝は「オーディションに合格したと聞いたときは、本当にうれしくて号泣してしまった」と述懐。国民的人気を誇る原作だけに「ファンの皆さんの数だけ、思い出やイメージがあるはずなので、大丈夫かなと不安になることもあった」というが、「周りの皆さんに支えていただき、とても素敵な作品になったので、たくさんの人に“届けたい”です」と誇らしげに語っていた。

ヒット祈願イベントには小芝をはじめ、共演する尾野真千子(おソノ)、宮沢りえ(キキの母・コキリ)、広田亮平(とんぼ)、筒井道隆(キキの父・オキノ)、主題歌を歌う倉木麻衣が駆けつけた。尾野は「夢のあるお話なので、とにかく撮影を楽しもうと思った」と振り返った。また、宮沢は「台本を読む段階から、想像や妄想をするのがこれほど楽しい作品はなかった」と語り、「うまい下手を超越した、細胞がキラキラした表現ができるのは10代だけ。キキを通して、演じる彼女の姿はとても魅力的」とフレッシュな小芝の演技を絶賛。そんな大先輩の言葉に、小芝は感激しきりだった。

『魔女の宅急便』
3月1日(土)全国公開

取材・文・写真:内田 涼