『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(C)2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

『ファミリー・ツリー』『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペイン監督の最新作『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』が間もなく公開される。頑固な老人とその息子が主人公のロードムービーだが、観ると家族についてじっくりと考えたくなる作品で、女性からの評価が高い作品だという。

その他の画像

本作は「100万ドルをお支払い致します」と書かれたインチキな手紙を信じ、ネブラスカまで賞金をとりに行くと言ってきかない頑固者の父ウディと、しょうがなく父を車に乗せた息子デイビッドの旅を通じて、家族の深いつながりを描き出す感動作だ。

ペイン監督の新作だけに映画が好きなファンから熱い支持が寄せられている本作だが、意外にも女性客から高い評価が寄せられている。公開前に行われたモニター試写では「観終わった後、じわじわと感じるものが多い映画」「自分の親が年をとった時に、この映画の息子のようにつきあってあげたいと思った。観終わった後に心がほっこりするようなハートフルな映画」「自分の両親がウディと同じ年頃なので、色々とわかってしまう部分があり、これからはもっと話を聞いてあげないと、と思った」などの声があがったそうで、男のふたり旅を描いた映画ながら、女性が共感できる物語が描かれているようだ。

また、毒舌で、豪快なキャラクターとして登場するウディの妻ケイトが圧倒的な人気を集めているようで「ケイトのシーンは笑ってしまった。口は悪いけど、夫を心から想っていることが伝わってくる」「ウディの奥さんのケイトは超毒舌キャラだけど、自分の夫のことを言われるとタンカを切ったりしてカッコよかった」などの感想が集まった。

本作はアメリカの田舎で暮す家族を主人公にした作品だが、そこで描かれる物語は日本の観客が観ても共感し、考え、思わず心が温まるもので、上映後のアンケートでは全観客の約70パーセントが「映画を観て、自分の家族が恋しくなった」と回答している。

『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
2月28日(金)、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー