ソニーが映画化権を取得したウォルター・アイザクソンの『スティーブ・ジョブズ』の監督に、デヴィッド・フィンチャーの名前が上がっている。フィンチャーはすでにソニーと話し合いを始めているようだ。

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脚色は、フィンチャーが監督した『ソーシャル・ネットワーク』の脚本を担当したアーロン・ソーキンが手がける。キャストは決まっていないが、フィンチャーとソーキンのコンビとあって、大物スターが興味を示すものと思われる。

ジョブズの半生を描く映画は、2011年にもアシュトン・カッチャー主演で作られたが、全世界でわずか3500万ドルの興行成績を上げるにとどまった。フィンチャーの最近作は『ドラゴン・タトゥーの女』。原作は三部作で、当初は映画も3つ作られることが期待されていたが、2作目の話はまだ現実化していない。次回作はアメリカのベストセラー小説の映画化『Gone Girl』。主演はベン・アフレックで、今年秋、北米公開される。

文:猿渡由紀