キッチンツールはまさにブーム。
けれども、日常の「困った、面倒くさい」を
解消するコワザ系が多いのも事実。

今回はそんなチマチマした面倒を忘れて、
本気な道具でいきましょう!
ずばり圧力鍋です。













 

 

いまや圧力鍋にもいろいろあって、
様々なディテールが大進化中なのです。

ここで取り上げたいのは、
圧力鍋の中ではもっとも知名度のある
ドイツのフィスラー。
その中の最高機種「プレミアム」です。
お値段なんと55,650円(圧力鍋4.5L単品価格)。

圧力鍋というとシュッシュという音や
コワそう…という
「なんだか爆発しそうなモノ」
というイメージもありますが、これは
フィスラーが開発したという
「スプリング式」で、音もとても静か。

また圧力鍋のフタは、
閉めるまでに一苦労…というものもありますが、
この鍋は取っ手にスリットがあり、
そこにフタの凸部をはめこみ、
すーっと回せばロックがかかり簡単。

圧力の強弱はフタのダイヤルで簡単に
セットできるのですが、このプレミアムには
この「超高圧」が登場。
ご飯ならたった1分で炊けてしまうのです。
しかも事前に米を水に付ける必要なし!

一刻も早く炊きたてご飯が食べたいときも
うれしいけれど、
エネルギーの節約にもなり一石二鳥。

が、この1分。点火してからではなく、
圧力がかかってから1分。
中で圧力がかかっているかどうか?
かかり始めの時間の可視化が
進化の第一ポイント。
 

 










加熱が始まると、ムクムクと
フタのダイヤルが盛り上がり、色で圧力を示してくれるのです。
あまりにもリアルに動いて、生き物みたい!

このダイヤル部が緑を示せば、
圧が適切にかかっている証。
赤なら強すぎ、黄色なら弱すぎるのです。

が、これでも圧がかかるまでは
鍋の前にはりついていなければなりません。
 

 












そこで更なる進化!
それが「エレクトリック・タイマー」(別売7,350円)。
 

 










これをフタのダイヤル部にセット。
すると鍋の内部に圧力がかかったかどうかを
検知。さらにその時点から自動的に
設定時間を計り始め、完了時に音と光で
知らせてくれるのです。
これはまさに男子好み!
 

 















この説明イラストがたまらん(笑)…。

さて、この強力で大きな圧力鍋。
2011年のクリスマスには大いに
その力を発揮してもらいました。
 

 










この1羽丸ごとの鶏!
家庭のオーブンだけで中まで焼こうとすると、
時間もかかり、大変ですが、
先に圧力鍋で下ごしらえしておきます。

超高圧で約10分。
取り出した鶏をオーブンに移し、
グリルで表面の皮だけかりかりに
焼き上げれば
中は汁気たっぷりの柔らかなお肉、
骨離れもよく味もしみた、
憧れの「鶏の丸焼き」の出来上がり。

大きくて本気の圧力鍋だから
できる料理です。

さあこのお正月休みは、
ちょっと本気出してみよう。

フィスラージャパン
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ほんま・みき キッチン、インテリア、デザインに関する執筆、企画、編集を手がけるエディター&ライター。食と暮らしを結ぶ具体的なもの、こと、考え方の取材が特に得意分野で、キッチンジャーナリストとしても活動中。独立前は老舗系インテリア専門誌の編集部に勤務。床壁、家具から雑貨まで住まい関わるものはすべて取材経験あり。手がけた本に「ザ・リアルキッチンガイド」「マイスタイルキッチン」「インターナショナルキッチンAtoZ 」「リノベーション物件に住もう!~超中古主義のすすめ」など。ブログ「キッチンのこころ