主人公キキを演じた小芝風花

実写版『魔女の宅急便』の初日舞台あいさつが1日、東京・新宿バルト9で行われ、主人公キキを演じる小芝風花をはじめ、尾野真千子、広田亮平、清水崇監督が出席。同日、香港、台湾、シンガポール、インドネシア、ベトナム、ドイツ、スペインでの公開が発表され、小芝は「もう本当にありがたくて、胸いっぱいです。(映画に登場する)日本の大自然を世界の皆さんに“お届け”できるなんて」と感激していた。

初日舞台挨拶その他の写真

角野栄子のベストセラー児童文学を初めて実写化した本作。オーディションで大抜擢された小芝演じる13歳のキキが、一人前の魔女になるために修行する姿をファンタジックな映像で描く。小芝は「とても有名な原作でイメージもあるはず。いろんな意見や感想があると思いますが、今日は皆さんに映画を届けることができて嬉しい」と満面の笑みを浮かべていた。

そんな小芝のフレッシュなあいさつに、パン屋の女主人・おソノ役の尾野は「現場でもキラキラしていた。私も同じ年頃でデビューしましたが…こんなに輝いていなかった(笑)」と目を細めた。

とんぼを演じる広田は「僕のほうが1つ年上ですが、現場では『タメ口でいこう』と話した。でもすごくいじられて…(笑)」と小芝との共演を振り返り、当の小芝も「とんぼ兄ちゃんは、みんなに愛される“いじられキャラ”。大先輩ですが、私もいじってしまった」と明かしていた。

和気あいあいのキャスト陣に対し、清水監督は「本当にぴったりなキャスティング」と太鼓判。「ホラーのイメージも強いので、呪いを届けるんじゃないかと思われるかもしれない」と自虐的に笑いを誘い、「一番意識したのは10代の二人(小芝と広田)をいかに魅力的に描けるかということ」と話していた。舞台あいさつには、キキの相棒である黒猫のジジを演じる声優の寿美菜子も駆けつけた。

『魔女の宅急便』
公開中

取材・文・写真:内田 涼

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