ダイナコムウェア、TrueTypeフォント「DynaFont 古籍五書体 TrueType Hybrid」、悠久の時代を経た古籍文字が現代に蘇る

2014.3.3 12:17配信
DynaFont 古籍五書体 TrueType Hybrid

ダイナコムウェアは、歴史的価値と芸術性が融合したデジタル書体「古籍書体」シリーズの、「DynaFont 古籍五書体 TrueType Hybrid」を、3月18日に発売する。価格は1万8000円(税別)。

台湾の国立故宮博物館に収録されている古籍と復刻版の古籍から、「元豊類稿」「唐百家詩選」「天工開物」「四庫全書」「范伯子集」の5冊の古籍に書かれた文字をベースに開発したフォント。古籍の名を冠した「古籍木蘭」「古籍糸柳」「古籍真竹」「古籍銀杏」「古籍黒檀」の5書体を収録する。

いずれのフォントも、古籍ならではの情緒を生かした縦書きのキャッチコピーや本文に適しており、案内状、パンフレット、年賀状、チラシ、ビジネス文書、プライベート文書など、さまざまな場面で多彩な表現ができる。

「古籍木蘭」は、宋朝(960年~1279年)の著名な詩文家で、唐宋八大家の一人である曾鞏(そうきょう)の著作による詩文集「元豊類稿」の文字を再現した。端正で、広々とした木蘭の木のような幅をもち、楷書の筆形が花びらのように美しく伸び、力強い起筆と緩やかな収筆を特徴とする。

「古籍糸柳」は、清朝の乾隆帝の勅命によって1773(乾隆38)年に設置された四庫全書館で、12年の歳月をかけて歴史の主要書籍を集めた中国最大の漢籍叢書「四庫全書」をもとに開発した。楷書の字形が細い柳のように生い茂り、豊かな活力を表現しており、左払い、右払いのストロークが柳の葉っぱのように柔らかく、風に揺られているような印象を与える。

「古籍真竹」は、宋朝の詩人・王安石が、唐朝の数々の詩をまとめた詩集「唐百家詩選」の文字をもとに開発した。もともとは竹刻文字で、文字の特徴として字形が細長く、ストローク先端が細い真竹のように見えることがその名の由来で、文字の重心が低く、ストロークの転折が竹の節のようで、力強さとしなやかさが同居し、悠然とした表情を備える。

「古籍銀杏」は、明朝の1637年に初刊された書籍で、世界初の農業と手工業の産業技術百科書であり、中国の産業技術史を展望する書籍として評価の高い「天工開物」をモチーフに開発した。半円形のストロークが繊細で、イチョウの葉のような優雅さをもつ。文字の重心が高く穏やかで、文字を読む際にイチョウ並木にいるような視覚的な美しさが感じられる。

「古籍黒檀」は、清朝末年の著名な文学家・范当世によって創作された詩文集で、唐宋の古文を規範とした清朝最大の文学流派・桐城派後期の傑作とうたわれる「范伯子集」の書帖をもとに開発した。扁平の字形と重厚なストロークが特徴で、転折が力強く、彫刻の質感のような雰囲気に溢れ、視覚的に黒くツヤがある感じが黒檀の木のようで、静かで落ち着いた雰囲気が漂う。

対応OSは、Windows 8.1/8/7(SP1以降)/Vista(SP2以降)/XP(SP3以降)、Mac OS X 10.4.11~10.9.2。

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