第4ラウンド:一億円札ならどうか

一万円札を折り畳み、左上の「100000」と、右上の10000の「0000」をくっつけて「100000000」=一億円札にしてみたところ……開けなかった。悔しい。

これが本当にお札として使えるとでもいうのか……! 

というわけでPhotoshopは一億円札もお金として認識しました。

 

 

最終ラウンド:これならPhotoshopで紙幣のデータが開ける!

ここまでPhotoshopに完敗なので何とかして勝ちたい……ならばこれでどうだ! 

千円札を折って「ターバン野口」、一万円札を折って「アパッチ諭吉」を用意してみました。数年前にネットやテレビで話題になりましたよね~。

そしてついに! Photoshopで開くことができたのです! 
でもこれではもはや紙幣とは言えませんね……。

ターバン野口&アパッチ諭吉の折り方 [ http://pppppp.mods.jp ]


小さく折り畳んでとても粗い解像度にしたり、ものすごくしわしわの状態でスキャンしたりと、明らかに「これなら偽造紙幣は作れないだろう」という状態のものはPhotoshopでも開くことができました。

またカメラで撮影した、角度のついた紙幣の写真も開くことができたので、人物写真なのに紙幣が写り込んでいるから編集できない! なんてことにはならないようです。

今回は画像レタッチソフトの紙幣偽造対策に挑んでみましたが、結果としては惨敗。しっかりと対策が練られていると感じました。悪用のリスクを考えると、ソフトの紙幣判別方法については公表されないままのほうがいいですね。紙幣偽造、ダメ、絶対! です。


※刑法148条により、行使を目的とした紙幣のコピーは禁じられています。また、通貨及証券模造取締法では紙幣と見紛うものを製造した場合でも罰せられます。今回の検証は、スキャンしてデータ化したのみで紙への印刷、コピー等は一切行っておりません。
 

エディトル所属の編集者/ライター。スマホ、SNS、パソコン関連の雑誌やムックの制作を担当しており、特にスマホ関連のガジェットにアンテナを張っている。猫と昼寝とサブカルが好き。