「"ぶつからない車"を作りたかった」開発者の思いが実現

スバルといえば“アイサイト”。『LEVORG』には最新型となるver.3がほぼ全車に搭載されている。実はこの” アイサイト”、開発を始めたのは25年前なのだそうだ。

「できあがるまでは『こんな装備誰が付けるんだ、いらない』とよく言われたものです。それがいまでは、『LEVORG』を先行予約しているオーナーの99%が” アイサイト” ver.3を選択している。他社の2年そこそこの開発期間で作った衝突防止システムには負ける気がしない」

さらに、「ぶつからない車を作りたかった。例えば追突事故を一件防ぐだけで、追突される側、してしまう側2台の乗員の命を救うことができる」と、熊谷氏はその開発への熱い思いを語ってくれた。この機能と『LEVORG』の安全性を是非とも紹介したい。

 

まずエアバッグは合計7つ装備されていて、乗員をあらゆる方向の衝撃から保護する。そしてボディは、世界トップレベルの衝突安全性能を目指した新環状力骨構造ボディとなっている。” アイサイト”は、更に小型化され、見た目には付いていることを意識させないが検知範囲は40%増えているというから驚きだ。

そして最大のポイントはカラー認識とアクティブレーンキープと言えよう。カラー認識は、先行車の赤いブレーキランプ点灯を検知して、自動的に減速やブレーキをかけるシステム。まさに未来のシステムが今ここに実現している。そのすばらしさは誌面ではなかなか伝えられないのが残念だ。

そしてアクティブレーンキープは、自動運転の先駆けと言えるシステムで、高速道路など車線が一定に引かれているところでは、車線に沿って自動的にハンドル動作※を行ってくれる画期的システム。全車速追従機能付クルーズコントロールと相まって、ここまで来ると、ここは未来かと錯覚するほど、もう驚きの連続である。

※法律で手放し運転は禁止されています。” アイサイト”でも手放し運転はできない仕様となっています。ご注意ください。