玉木宏、石原さとみ

幕末を舞台にしたタイムスリップ時代劇『幕末高校生』の完成報告会見が5日、都内で行われ、ダブル主演を務める玉木宏と石原さとみ、共演する柄本時生、千葉雄大、李闘士男監督が出席した。勝海舟を演じる玉木は、劇中衣装に身を包み「どこか頼りなく人間らしい。そんな勝海舟の新しい一面を打ち出すことができた」と自信たっぷりに語っていた。

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幕末の江戸を舞台に、町を戦火から守ろうとする勝海舟(玉木)と、未来からやってきた高校教師(石原)と教え子たち(柄本、千葉ら)が大騒動を巻き起こす新感覚時代劇エンターテインメント。

玉木は「すごくコメディタッチ。史実をもとにしているが、歴史を知らない若い世代が観ても理解しやすい作品」とアピール。石原も「ナチュラルに面白いエンターテインメント。監督は『これはコメディじゃないから』と言っていたが、完成した作品はまさにザ・コメディ!」と誰もが楽しめる作品だと強調していた。

玉木と石原は本作で初共演し「すごく楽しかった。瞬発力がある女優さんで、すぐにいろんな反応を見せてくれた」(玉木)、「いろんな表情をお持ちになっている。待ち時間も長かったので、赤裸々にいろんな話をしてくださった」(石原)と振り返っていた。

メガホンを執った李監督は「140年前にさかのぼる話で、時代も環境も違うが、当時の人たちも今の人たちも、変わらない部分があるんじゃないかという点を意識した。ぜひ幕末の人にも観てもらって、感想が聞けたらいいのに」と話していた。映画のポスタービジュアルは、ぴあから刊行された数多くの雑誌で表紙を手がけたイラストレーター・及川正通氏が手がけている。

『幕末高校生』
7月26日(土)全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼