『白ゆき姫殺人事件』に出演する“芹沢ブラザーズ”(C)2014「白ゆき姫殺人事件」製作委員会 (C)湊かなえ/集英社

井上真央主演の映画『白ゆき姫殺人事件』に出演している謎のユニット“芹沢ブラザーズ”のミュージックビデオが公開になった。ヴァイオリンふたりとピアノのインストゥルメンタル・ユニットで、その正体はいまだに謎に包まれているが、映画の公開に先駆けてCDデビューも決定している。

“芹沢ブラザーズ”ミュージックビデオ

映画は、過熱報道、ネット炎上、口コミの衝撃といった現代社会が抱える“闇”に焦点を当てた湊かなえの小説を基にしたサスペンス。同僚の美人社員・三木典子を殺害した容疑で“疑惑の人”となった主人公・城野美姫(井上)を軸に、噂が噂を呼び多くの関係者を翻ろうしていく姿が描かれる。このほど公開されたのは、芹沢ブラザーズが手がけた劇中曲『All alone in the world』の映像で、映画でも重要な場面で使用されている。

原作者の湊は、芹沢ブラザーズについて「子どもの頃、転んで泣いても優しくなでてもらうと、不思議と痛みが和らいだ。芹沢ブラザーズの音楽は、記憶の中に埋もれてしまったあの温かさを思い出させてくれる。また、ある時は、彼らの音楽を他者と共有したくなり、ある時は一人占めしたくなる。この感覚は、遠い日に砂場で見つけた白く輝くすべすべの意思、大切な宝物と同じだ」とコメント。今月31日(月)には都内でアルバム発売記念イベントも決定しており、映画公開後、さらに芹沢ブラザーズに注目が集まりそうだ。

『白ゆき姫殺人事件』
3月29日(土) 全国ロードショー

『All alone in the world』
CD(全23曲)+DVD
3月12日(水)発売