中国の至宝、舞踊家ヤン・リーピンが5月に来日

2014.3.7 15:55配信
左から、ヤン・リーピン、ツァイー・チー 左から、ヤン・リーピン、ツァイー・チー

中国を代表する舞踊家ヤン・リーピンが、3月4日、3年ぶり4度目の来日公演『ヤン・リーピン「孔雀」』の製作発表を都内で行った。

『ヤン・リーピン「孔雀」』チケット情報

美しく気高い孔雀サドゥの愛の物語を、彩り豊かな四季の中に描く舞踊劇。リーピンは過去の来日公演で上演してきたものとは大きく異なる作品と話す。「『シャングリラ』『クラナゾ』は民間に伝わってきた芸能を収集して、ひとつの作品に集めてまとめたもの。今回は舞劇といって、演劇の要素がとても強く、最初から最後までひとつのストーリーを演じていきます」。サドゥ誕生から成長までをソロで瑞々しく、仲間を率いるリーダーとしては群舞で気高く、愛するパートナーに出会ってからはデュエットでこまやかに。華麗なダンスでヒロインの生涯を浮き彫りにしていく。

テーマは自然、生と死とも話す。「春・夏・秋・冬をそれぞれ、人間の、生まれて、育って、そして老いていって死ぬということに置き換えて表現しています。逆らうことのできない自然の流れの中で、人はどのように生きていくのかという見方もできます。また、登場するたくさんの人物は、ひとの内面にある良いところや暗いところも表現しています」。

舞台美術や衣装の美しさも見どころのひとつだ。「デザインは香港で活躍するティム・イップさんにお願いをしました。映画『グリーン・ディスティニー』などの衣装で有名で、オスカー賞もとったことがある方です。とても美しい美術で、その角度からも楽しんでいただけると思います」。

今回の作品では実の姪、15歳のツァイー・チーも出演。「ヤン・リーピンの後継者」と目される逸材だ。彼女は、決してとまることのない時の流れを表現するため、2時間の上演時間中、休むことなく一方向に回転し続ける。「ツァイー・チーは昔からクルクル回るのが得意だったので、時間を表現する役柄は彼女にぴったりだった。実は最初はみんな心配していたんです。途中で目が回ってしまったり、体の具合を悪くしてしまったらどうしようかと。実際に公演を始めてみると、ツァイー・チーはけろっとしていて、心配は無用でした」とリーピン。ツァイー・チーは「回ることは昔から好きでした。もっと挑戦していきたい」と笑顔で話していた。

来日公演は5月23日(金)から6月1日(日)まで東京・オーチャードホール、6月7日(土)・8日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。チケット発売中。

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