ベンキューのホームエンタテインメント向けプロジェクター「TK800」と、ソニーのポータブル超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」

家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」に基づき、チャートやビジュアルでわかりやすく最新の販売動向を示す「monoChart(モノチャート)」から気になるアイテムをピックアップする週刊【実売分析】。今回は、用途が増えてきたプロジェクターを分析する。 プロジェクターは、高額になってしまう大型のハイスペックな液晶ディスプレイよりも、手軽に大画面で高画質な映像・画像を楽しめることから根強い人気を誇っている。これまではエプソンが圧倒的な人気を保っていたが、17年の後半からは、海外メーカーのシェアが伸びてきている。

メーカー別では、17年11月まではエプソンが6割近いシェアを占めていたが、12月には5割を下回った。ベンキューとLGエレクトロニクスがシェアを拡大したからだ。17年3月には6.31%しかなかったベンキューのシェアは12.34%へ、5%以下だったLGエレクトロニクスは6.95%に拡大している。

プロジェクターの需要は3月に集中

プロジェクターは、学校の授業や講習で使用する場合が多く、需要の大部分はビジネス用途が占める。そのため、新年度が始まる直前の3月に売り上げが集中する傾向がある。

一方、家庭向けのプロジェクターは新生活を始める際に趣味やプレゼント用に購入されるケースが多い。ベンキュージャパンが4月27日に発売するホームエンタテインメント向けプロジェクター「TK800」は、830万ピクセルによる4K UHD解像度と3000ルーメンの高輝度によって鮮明な画質を実現。スタジアムでスポーツを観戦しているかのようなリアル感が演出できる「フットボールモード」を搭載するなど、用途を明確にしている。

また、ソニーのポータブル超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」は、生活に馴染ませようと、デザインや機能を工夫している。時計や天気を表示したり、画僧をポスターのように楽しめるようにしたのは、独特な試みだ。ほかにも、短焦点で持ち運べるプロジェクターは続々と登場しており、将来的にはビジネス・家庭・持ち運びで、需要が分かれていきそうだ。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

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