黒柳徹子 黒柳徹子

黒柳徹子の主演舞台『想い出のカルテット~もう一度唄わせて~』が3月8日、東京・六本木の新劇場EX THEATER ROPPONGIにて開幕した。黒柳の“海外コメディ・シリーズ”の第28弾。25周年を迎える今回は2011年に好評を博した舞台の再演だ。

「想い出のカルテット ~もう一度唄わせて~」チケット情報

同作は『ドレッサー』などで知られる英国の劇作家ロナルド・ハーウッドが手がけた傑作戯曲。2012年にダスティン・ホフマンが監督、ハーウッド自身が脚色し映画化もされている(邦題『カルテット!人生のオペラハウス』)。舞台は、かつてのオペラ仲間、シシー(阿知波悟美)、レジー(団時朗)、ウィルフ(鶴田忍)が暮らすある老人ホーム。そこへ、プリマドンナとして一世を風靡したジーン(黒柳)がやってくる。様々な過去が掘り起こされて、心乱される4人。そんな彼らにホームのコンサートで、かつて4人で歌った『リゴレット』の四重唱を披露する話が持ち上がる……。

初日前日の7日には公開舞台稽古と会見も行った。黒柳は「(演出の)高橋昌也さんがいろいろやってくださったことを思い出しながら、4人で楽しくやります。アンサンブルとしてはうまくいっているので、その分楽しんででいただけるはず」と自信のコメント。

高橋昌也は今年の1月16日に死去。黒柳は「最初に(コメディシリーズを)やらないか、と言ってくださったのが昌也さん。25年間舞台に出続けたおかげで舞台女優として認めてもらえるようにもなった。その意味でも昌也さんには大変感謝してます」と今は亡き演出家を偲んだ。また、長くやれる秘訣を「元気でいることとみなさんの協力あってこそ。見ていただいて、いくつになっても、あんな風に元気でいられるんだわと思っていただけたら。90歳ぐらいまでは舞台に出続けたい」と意欲十分。

会見が行われた劇場ロビーに、ジャニーズ事務所の面々から寄せ書きが入った大きな色紙が届けられているのを見て「やっぱりマッチは一番年長さんという感じ(のコメント)ですね。ほかのみんなもかわいく書いてくれてとてもうれしい」と感謝の言葉を口にした。

東京公演は3月23日(日)まで。その後、4月3日(木)から6日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで公演。チケット発売中。

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