石鹸とは、手や体を洗い清めるもの。
そして、使っていけば、どんどん形が変わり、小さくなっていくもの。
それなのに、世の中には、変わった形だったり、面白い形の石鹸はたくさんあるものですね!

今回は、様々な形で私たちのバスタイムを彩ってくれる石鹸の中から、ハンドメイドサイト「Etsy」[ http://www.etsy.com/market/food_soap ] で見つけた、美味しそうな食べ物風石鹸をご紹介します。

 

石鹸ってなんなの!?

美味しそうな石鹸をご紹介する前に、せっかくですので、まずは「石鹸」の基礎知識をご紹介したいと思います。冒頭にあるように、汚れを落とすために使うものが石鹸ですが、それでは、どんな風に石鹸が作られ、私たちの生活に浸透していったのでしょうか。ほんの少しだけ、石鹸の歴史をのぞいてみましょう。

古代から、水だけでは落ちにくい汚れには粘土や灰汁、植物の油などを利用していたのだそうですが、動物の肉を焼くときにしたたり落ちた脂肪と灰の混合物に雨が降り、アルカリによる油脂の鹸化が自然発生したことから、石鹸が発見されたと考えられているのだとか。「石鹸」は作ろうとして作られたわけではなく、偶然便利なものが発見された、ということになりますね。

そして、紀元前2,800年頃、中東辺りに存在していたバビロンで使用されていたことが考古学でわかっており、12世紀になるとオリーブ油を原料とする固形ソーダ石鹸が地球海沿岸を中心に広まっていきました。そして、イギリスの産業革命以降盛んに作られるようになりました。日本には安土桃山時代に西洋から伝えられたと考えられています。