スマートフォンと組み合わせて使うBluetooth対応のヘッドセットが人気!

2014.3.11 20:12配信

スマートフォンやタブレット端末の普及に伴って注目を集めているのが、Bluetooth対応のヘッドセットだ。Bluetoothで接続するとケーブルレスになるので、外出時に使うには便利。Bluetooth対応イヤホンも出ているが、最近はスマートフォンで音楽を聴く人が増えていて、音楽を楽しむだけではなく、通話もできるマイクを備えたヘッドセットのニーズが高まっている。携帯音楽プレーヤーであるウォークマンにもBluetoothヘッドセット機能を備えたモデルが登場するなど、メーカー各社が新商品を投入してきている。そんなBluetooth対応ヘッドセット市場の動向と売れ筋を追った。

●右肩上がりで推移しているBluetooth対応ヘッドセット

家電量販店の実売データを集計する「BCNランキング」でBluetooth対応ヘッドセットの市場をみると、ここ1年間の販売台数の伸び率では、2013年3月に97.9%と一時下がったものの、それ以外の月は前年実績を上回って推移している。

最近のデジタル家電市場は、低価格モデルと高級高付加価値モデルの二極化が進んでいる。ヘッドセット市場も同じ傾向が見られ、平均単価5000円未満の製品の販売台数シェアが79.6%と高い一方、1万円以上の製品の販売台数シェアが伸びている。1万円以上の高額モデルは、販売台数で見ると4.7%だが、金額シェアで見ると20.4%と高く、全体の平均単価を押し上げている。

●Bluetooth&ノイズキャンセリング対応の人気のヘッドセット

では、平均単価1万円以上のBluetooth対応ヘッドセット市場をみていこう。販売台数ベースではソニーが31.7%で1位。その後をオーディオテクニカ、BOSEが続く。金額台数ベースでもソニーのシェアは高く35.5%で1位だ。

また、合わせてソニーのシェアを押し上げているのが、「MDR-EX31BN」と「MDR-ZX750BN」だ。13年10月発売の「MDR-EX31BN」は、ノイズキャンセリング機能を備えたBluetooth対応のヘッドセット。コンパクトなBluetoothレシーバと、そこにステレオミニ端子で接続するカナル型イヤホンをセットにしている。

独自のデジタルノイズキャンセリング機能を搭載。DNCソフトウェアエンジンで、ヘッドホンに内蔵したマイクで拾った騒音を打ち消す効果のある逆位相の音を発生させ、騒音を約98%カットする。音楽信号はデジタルイコライザで高音質化し、従来のアナログノイズキャンセリング方式に比べて、より静かな環境で音楽を再生する。

さらに、ノイズキャンセリング機能として周囲の音を分析して最適なノイズキャンセリングモードをボタン一つで選択する「AIノイズキャンセリング」機能を搭載。電車での移動中の周囲の騒音と、カフェなどで聴こえる周囲の騒音は特性が異なる。そうした周囲の騒音を分析して、中低域の音を多く含む一般的な騒音の場合は「NCモードA」、超低域の音を含むバスや電車などの騒音の場合は「NCモードB」、比較的静かで広い帯域のオフィス・OA機器などの騒音の場合は「NCモードC」の三つのモードから最適なモードを自動で選択する。環境や周囲の騒音に合わせて、効果的なノイズキャンセリングができるのだ。

「MDR-EX31BN」を通勤の電車のなかで試したところ、ノイズキャンセリングによりノイズがしっかりと消えていた。音量をそれほど上げなくても周囲の雑音が消え、静かな環境で音楽を楽しむことができた。

ソニーは、ノイズキャンセリング搭載ヘッドセットとして、「MDR-EX31BN」のようなインナーイヤータイプだけではなく、オーバーヘッドバンドタイプもラインアップしている。「MDR-ZX750BN」は、「MDR-EX31BN」同様、騒音を約98%カットするノイズキャンセリング機能と、周囲の騒音に合わせた効果的なノイズキャンセリングを実行する「AIノイズキャンセリング」機能を搭載する。

重低音の再現には「ビートレスポンスコントロール」を採用。ハウジング上にポート(通気孔)を設け、低域における通気抵抗をコントロール。振動板の動作を最適化することで低域の過渡特性を改善し、リズムを正確に再現する。また、耳の形状に合わせたオーバル型イヤーパッドが耳に密着し、低音をダイレクトに伝達する。

●Bluetoothヘッドセットとしても使える「ウォークマン Mシリーズ」

Bluetoothヘッドセット機能を備え、スマートフォンと連携する携帯オーディオ「ウォークマン Mシリーズ(NW-M505)」も候補に入れたい。「ウォークマン Mシリーズ」は携帯オーディオとしての機能だけでなく、スマートフォンと連携できるというのが一番の特徴。ソニーの担当者によるとBluetooth機能は購入重視ポイントのトップで、購入者の約8割がスマートフォンと接続してヘッドセットとして使っているという。

また、ウォークマンが培ってきた高音質技術、フルデジタルアンプ「S-Master MX」を内蔵し、本体に保存した音楽だけではなく、Bluetoothで転送したスマートフォン内の音楽も増幅して、いい音で鳴らす。

実際、同じイヤホンを使ってスマートフォンに直接接続した場合と「ウォークマン Mシリーズ」を経由した場合で、音の聞こえ方を比べると、スマートフォンにイヤホンを直接接続した場合、高音が多少シャカシャカして聞こえるが、「ウォークマン Mシリーズ」を経由すると、まずボーカルが一歩近づいたような存在感がある。特に女性ボーカルの声の透明感が増す。逆に、スマートフォンと直接接続したときは気になった強調されていた低音はマイルドになった。

さらに「MDR-EX31BN」「MDR-ZX750BN」同様、デジタルノイズキャンセリング機能によって周囲の騒音を約98.0%カット。電車やバスの中、雑踏でボリュームを上げて周囲の音をかき消す必要がないので、耳に負担をかけず、音漏れによるトラブルなども回避できる。

コンパクトで軽いボディも魅力の一つだ。アンプを内蔵し、16GBのメモリを搭載しながら、サイズはルージュケース並み。胸ポケットにすっぽり入るし、約40gと軽いので、付属のクリップをつけて、スーツの胸ポケットやバッグのショルダーストラップなどに挟んでもじゃまにならない。

●ディスプレイには楽曲情報や、着信相手の電話番号も表示

スマートフォンに保存した音楽を「ウォークマン Mシリーズ」を経由してイヤホンで聴く場合、ウォークマン側の液晶ディスプレイに再生中の楽曲の情報が表示される。タイトルやアーティスト名が表示され、シャトルスイッチを回して曲戻し/曲送りができる。ボリュームの調整もウォークマン側で操作可能だ。

スマートフォンに電話がかかってきた場合もこの液晶画面に相手の電話番号が表示される。再生ボタンにもなっている電源ボタンを押すと、電話に出て、イヤホンと内蔵マイクで通話ができる。

●音楽再生を役割分担することでスマートフォンのバッテリやメモリを節約

インターネットに接続でき、手軽に気に入った楽曲をダウンロードできるスマートフォンだが、音楽を再生することによるバッテリの減りが気になる人は多いだろう。そこで音楽再生を「ウォークマン Mシリーズ」に役割を分担すれば、スマートフォンのバッテリ節約が期待できる。

また、スマートフォンのメモリに入っている音楽ファイルをウォークマン側に移せばスマートフォン側のメモリも大幅に節約できる。さらに、FMラジオチューナーを内蔵しているので、ラジオ放送も楽しめる。

「ウォークマン Mシリーズ」はサイズもコンパクトで、スマートフォンと一緒に持ち歩き、シーンや状況に合わせて使い分ける“2台もち”にちょうどいいウォークマンと言えそうだ。

●Bluetooth接続は簡単 NFC対応スマートフォンならタッチするだけ

イヤホンケーブルをスマートフォンにつないで聴いていると、例えば満員電車で他人のバッグにケーブルが引っかかるなどして、イヤホンが外れてしまうことがある。また、バッグから耳まで届くように長いケーブルを使っていると、バッグにしまうときにケーブルが絡まってしまうこともある。Bluetooth対応イヤホン/ヘッドセットなら、こうしたケーブルに関するトラブルがない。

一方で、Bluetooth対応機器はワイヤレス接続が難しいのではないか、面倒なのではないかと敬遠する人は少なくない。確かにジャックに差し込んだらすぐ使える有線タイプと違って、最初の設定は必要だが、ワイヤレスにすることで得られる便利さは、一度使ったら戻れなくなる。

最近増えているNFC(近距離無線通信)対応のスマートフォンとNFC対応のヘッドセットがあれば煩わしいBluetoothのペアリング設定がいらず、タッチするだけで接続できる。今回紹介した「MDR-EX31BN」「MDR-ZX750BN」「ウォークマン Mシリーズ」もNFCに対応し、接続は簡単だ。さらに高音質コーデックとして注目されているaptXコーデックにも対応する。対応のスマートフォンと接続すれば、低遅延でより高音質のワイヤレス再生ができる。

さまざまな機能が一台に集約され、非常に便利なスマートフォンだが、そんなスマートフォン生活をよりリッチに、より快適に使いたい人は、「MDR-EX31BN」「MDR-ZX750BN」&「ウォークマン Mシリーズ」がオススメだ。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベース(パソコンの場合)で、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。

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